内容説明
完全無欠の絆を誇ったオレたち「錦組」も中学を卒業し、晴れて地元最凶の暴走族へ。しかし、先輩のしごきはあまりに理不尽で厳しく、堅い絆で結ばれた友もついに耐えきれず転校してしまう。悩み抜いたオレは、友情を取り戻すためヤクザの叔父に弟子入りして報復を誓う。そんなオレをさらにメタメタにする事件の数々が降りかかってくる―。
著者等紹介
ゲッツ板谷[ゲッツイタヤ]
1964年東京都生まれ。作家。十代のころは暴走族やヤクザ予備軍として大忙し。その後、紆余曲折を経てライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hnzwd
21
前作で永遠の絆で結ばれた錦組。高校生になった彼等を待つ運命は、、ってこうくるか。中学の時の親友達と、進学したあとにどう付き合っていけるのか。周囲の暴力あふれる環境はともかく、万人が共感できる青春時代特有の悩みが生々しい。痛い。不良小説としての食わず嫌いはあまりにももったいない。青春小説として良作かと。2013/08/16
GAKU
14
ワルボロの続編。主人公が高校生になり、1年間の間のエピソードが中心。新しい友人や喧嘩相手の登場。暴走族への加入。そしてあれほど嫌っていた、親戚のやくざの見習いへと、取り巻く環境が変わって行く。中学時代の親友との距離感。新たな友人との絆。在日朝鮮人の彼女と、それに絡んでくるやくざの叔父。それなりに読ませてくれるストーリー。第3作目のズタボロでどう展開して行くのか、期待が高まります。2015/07/22
あき
8
前回のワルボロは、青春物語としてダサさもあったけど感動も多くて楽しめた!今作は、カッコ悪さばかり目立ち、なんだか少し残念。次のズタボロでカッコ悪さからの脱却を期待したい。物語としては、予想外の展開で悪くない。 ★★★★★★★☆☆☆2015/05/02
とくま
7
△前作ワルボロは原作も映画も好きでそれぞれ何回も。今作はそこまでではないかなぁ。2019/12/29
きるきるふわっち
7
久しぶりにリラックスして読書。大変面白かった!!ありがとうございました板谷大尉。この前後が小説に。絶対読む!!2014/11/15
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