内容説明
人は「心が静まった状態」でこそ本来の力を発揮し、正しい判断ができる。だが、緊張や重圧に心は乱れやすい。では、どんな状況でも自然体を保ち、実力を出し切るには―?世界で合氣道を指導する著者が、心の乱れを静める意識の向け方や呼吸法、姿勢のつくり方を伝授。勝負強い人になるための秘訣が満載。メジャーリーガーへの指導体験記も収録。
目次
第1章 心と身体の関係―Mind moves Body
第2章 人生に活かす合氣道―Aikido in Daily Life
第3章 正しい姿勢とは―What is Correct Posture?
第4章 臍下の一点を会得する―Keep One Point
第5章 氣の呼吸法―Ki Breathing
第6章 潜在意識をプラスに変える―Subconscious Mind
最終章 教育に活用する―Teaching and Learning with Ki
著者等紹介
藤平信一[トウヘイシンイチ]
1973年生まれ。東京工業大学生命理工学部卒業。幼少(二歳)から合氣道十段・藤平光一より指導を受け、心身統一合氣道を学ぶ。現在は、世界二十四カ国、約五万人が学ぶ心身統一合氣道会の会長を務め、継承者として指導と普及を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
28
最近、仕事場での指導方法について悩むところもあり、分かってはいるんだけど、相手にも気持ちがあって、それを汲み取るのも上司の務めだと改めて言われると、少し考えを改めるきっかけにはなった。とは言え、本書でも自分から学ぼうとする者、そうでない者がいる。とあり、私的にはそのそうでない者に対しての対応がただ諦めている感じが納得出来なかったです。でも、今はハラスメントな世界。される側ではなくて、する側に簡単になれてしまうのが本当に恐ろしい。2019/02/23
ココロココ
17
心の向きって大切。自分に向けるのではなく、人に向けること。心と身体を同時に鍛える。心身分離と心身一如。呼吸法は、スポーツ選手にも効果的。呼吸の深さも意識してみる。2015/11/20
Hammer.w
13
実力を出す時に心を静めたいとは常に感じています。自立の際にも感情的にならずしっかり心を落ち着かせる。また読み返したいです。2024/07/30
ギルダーツ
8
心身一如、心と身体が一つになっている状態。フッと移行できるようになりたい❶風の強い日、湖面の波は揺らいで何も映らないが、風がやんで湖面の波が無限小に静まると湖面は鏡のようになる。月は月としてその姿を映し鳥は鳥としてその姿を映す。心が静まれば心はありのままを映し出す。ありのままを見るからこそ正しい判断ができる❷心が静まることはコミュニケーションにおいても重要。心が静まっていれば刺激に対してすぐに反応せず適切な言葉を選ぶことができる❸武道は「戈を止める道」と書く。戈とは武器、いかに相手と争わないかが主な目的2025/05/05
マネコ
6
合気道の考え方を日常やビジネスに取り入れることのできる一冊です。とくに心身一如【心と身体が一つの状態】と心身分離【心と身体が別の状態。いわゆる”ながら”な状態】の違いを知れたことが収穫です。今後は心身一如を意識して、何事もながらの状態にならないようにしていきます。2019/03/09
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