ラベンダーブックス 危険な騎士に愛の癒しを―ＮＪ傑作コレクション〈１〉

ジョーダン，ニコール【著】〈Ｊｏｒｄａｎ，Ｎｉｃｏｌｅ〉/野川 えみ【訳】

幻冬舎（2012/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 527p／高さ 16cm
• 商品コード 9784344418301
• NDC分類 933
• Cコード C0193

内容説明

１２世紀、イングランド。ウォルター卿の娘アリアンは、留守の父に代わり城を守っていた。だが、父ウォルターが王に反逆者とみなされ、アリアンは城を明け渡すよう迫られてしまう。しかも、軍勢を率いるのは、“ブラックドラゴン”の異名を持つノルマンディの騎士ラナルフ―五年前にアリアンと婚約しながらも、一度も会いにきてくれなかった許嫁だった。アリアンの抵抗もむなしく城は彼の手に落ち、彼女は捕虜となる。一方のラナルフは、美しく成長したアリアンに目を奪われていた。ところが、アリアンは仲間を逃がし、ラナルフをあざむいてしまう。もともと貴族の女性に強い不信感を抱く彼は、これを機に婚約を破棄し、肉体関係だけをアリアンに求めようとする。しかし、冷たく非情なラナルフも、いつしか彼女の情熱と愛に癒され、彼女のとりこになっていく。ニコール・ジョーダン唯一の中世騎士ロマンス。

著者等紹介

ジョーダン，ニコール［ジョーダン，ニコール］［Ｊｏｒｄａｎ，Ｎｉｃｏｌｅ］
軍人の家庭に生まれ、高校生活はドイツで送る。ジョージア工科大学で土木工学の学位を取得後、生活用品メーカーの製造管理部門に８年間勤務し、作家に転身。これまで２０作以上のヒストリカル・ロマンスを執筆し、発行部数は累計５００万部に達す。ニューヨークタイムズ・ベストセラーリストの常連。２００７年にはロマンティック・タイムズのヒストリカル・ロマンス部門功労賞を受賞。ＲＩＴＡ賞のファイナリスト、米国ロマンス作家協会（ＲＷＡ）の年間人気作品賞、１００人以上からなるロマンス小説評論家集団より贈られるドロシー・パーカー優秀賞などの栄誉にも輝く（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

今まで読んでたニコールの作品とは、違う感じたけど、これが時代背景といい、人物像といい、私の好きな設定。ヒロインはヒーローの婚約者から敵→捕虜→従者→奴隷→恋人→囚人と、その時のヒロインの言動やヒーローの気分で追い込まれていくが、常に自分を見失わず凛としていて、周りの人をも惹き付けてしまう。魅力的な女性。ＨＯＴシーンは、ヒーローのＳな要求に渋々従いつつも自らも溺れていってしまう感じがまた良い(☆∀☆) これは、サクサク読むというより、時間をかけてゆっくり読んでいきたい作品だった。とっても良かった(☆∀☆)

2019/04/06

[イヴ＠乗馬に夢中]

大好物 ♡ ♡ツンデレヒーローと頑張りやヒロイン。ノルマン騎士、ブラックドラゴンと言われるラナルフ。領主娘アリアン。最初から3Pのシーンから始まる。父の無実を信じるアリアン。もうね、二人の神経戦がたまらなく好きっ！展開とか色々分かっているけど、やっぱりこういうのってキュンキュンする。孤独、怒り、裏切りで頭カチカチヒーローが愛あふれる優しいヒロインにいつの間にかぞっこんになる。アリアンの秘密があって、それがめっちゃ気になるけど、それが分かると感動するし。精力絶倫ブラックドラゴンに惚れたわ～。再読決定。

2018/11/07

[ちはや]

ヒーローの貴族女性不信がすごすぎて、ラスト近くまでまだ改心しないのかーって思いながら読みました(笑)久しぶりの中世ものなので血湧き肉躍るシーンを期待してたけど、あんまりそんなシーンはなかったかな。ヒーローヒロインの心理戦というか信じる信じないのシーンが大半だったし。ジョーダンの中世ものはこれが唯一だとかでヒーロー親友の話はないのね～残念！

2012/03/25

[まみ子]

ヒーローが女性不信でひどい態度でしたが、実は早々にヒロインにめろめろなので、じれったさにイライラさせられました。中だるみはあったものの、読みやすかったので良かったです。

2016/10/05

[uni]

最近出た中世ものは自分的にはずれが多かったんで、その中では比較的楽しめました。といっても戦いのシーン等はほとんどなかったんで、中世を舞台にしたロマンスといった感じです。ニコール・ジョーダンなので官能的なシーンは多かったです。

2012/03/27