幻冬舎文庫<br> 聖なる怪物たち

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幻冬舎文庫
聖なる怪物たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344417953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

経営難に苦しむ総合病院に、ある夜、「飛びこみ出産」の妊婦がやってきた。当直の外科医・健吾の手術のかいなく妊婦は急死。身元のわからない新生児が病院に残された。直後、健吾の周りで不可解な出来事が続発、彼は病院を辞める事になる。妊婦は何者なのか?新生児は誰の子か?様々な疑問を抱える健吾は、ひとつの“真相”にいきあたるが…。

著者等紹介

河原れん[カワハラレン]
1980年生まれ、東京都出身。作家・クリエイター。上智大学法学部卒業。2007年、初の長編小説『瞬』を発表。同作品は10年に映画化された。11年、チャリティプロジェクトを主宰し、絵本『ホホとロッソ~宇宙へ行く』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

48
期待していなかったが怖さもあり、面白く読み進めることができた一冊でした。妊婦健診も受けずに飛び込み出産から始まる恐ろしいあらすじで、自分勝手で利己主義的な人間の冷酷までの周到に仕組まれた筋書には、腹が立ってしょうがなかった。そして、その筋書が一つ一つ崩されていく瞬間に安堵するような気持になりましたね。でも、主人公の彼女のその後が何一つ書かれていないし、全てが解明されてから、主人公が自分の気持ちを整理していくくだりが無く、終盤は少し端折っている感じが見られたことが残念でしたね。飛び込み出産はやめてほしいよ。2014/11/08

kanda

23
医師、看護師、教育者などなどの聖職者といわれる人たちが「とある一晩の事故」をきっかけに人生の歯車を狂わせていく。聖職者というからにはプロとしての心の揺れが激しくありそうなものなのに、目の前のことを処理するのに手一杯な感じ。ラストもなんとなく序盤から読めてしまう。2014/04/16

ちょん

22
初読み作家さん、すごく読みやすい本でした(´v`) 何か最後がぐちゃってなってしまってそれが残念でしたが、ストーリーはグングン引き込まれました! そして読み終わってみるとタイトルがいいなぁと(o^u^o)2016/11/15

たか

21
なるほど。それぞれの考えがあるけどあかんことはあかんかなっておもった。ただ生まれてきた子どものことを考えるとそれでよかったんかもって感じた。2017/11/12

おーしつ

21
「自分に答えを出してやることはいまだにできずにいる。」 もっとドロドロかと思ったら割と淡々としたお話。「怪物」っていうほどの「怪物感」は誰にもなかった気がする(怪物と言うよりは俗物)。 ただ結果としてそういう人達がボタンの掛け違いでどんどん堕ちていくこと、それ自体が恐ろしいのかもしれない。 2012/09/06

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