内容説明
十九世紀、英国。三年前、父の命令に従い、ジェイムズは子爵の令嬢と攻略結婚した。妻の力で妹レベッカを貴族と結婚させるためだ。妻は平民である夫を軽蔑し、平気で愛人を作っていたが、ジェイムズはひたすら耐えていた。一方、ローズは高級娼館にいた。死んだ父親が残した莫大な借金の返済に加えて、幼い弟を養うため、彼女は毎月一週間だけ娼婦として働いている。ある夜、働きづめだったジェイムズはひと晩だけと迷いつつ、娼館に足を運び、ローズと出会う。最初の晩、彼はローズと話をし、軽いキスをしただけで帰っていく。ローズは心やさしいジェイムズのふるまいにひどく動揺した。ローズに強く惹かれたジェイムズは彼女のもとに通いはじめるが、やがてローズが娼婦として働く時間は終わりを迎えて…。多くの障害を乗り越えて、真の愛をつかむ傑作。
著者等紹介
コリンズ,エヴァンジェリン[コリンズ,エヴァンジェリン][Collins,Evangeline]
ミシガン州立大学で工学士号を取得後、イースト・ミシガン大学を優等で卒業し、MBAを取得。読書好きが高じて近所の図書館にあるヒストリカル・ロマンス小説を読みつくしたあげく、自ら筆を執ることを決意。以後、ロマンス小説の執筆に情熱を注いでいる。現在、夫、娘とともに、ミシガン州に住む
森野そら[モリノソラ]
東京生まれ。東京外国語大学卒業。英米文学翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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