内容説明
「謀反ではない。最後の社会奉仕だ」。民営化される郵便公社の社長候補として有能な銀行家、山内豊明の名が挙がった。しかし、彼には従来の郵便機能を保持すべきとの考えがある。山内は、社長の座を引き受けたものの、民営化に絡む利権の数々を白日の下に晒しはじめた―。選挙操作、癒着、アメリカの思惑…。郵便改革の欺瞞を暴くリアル経済小説。
著者等紹介
細野康弘[ホソノヤスヒロ]
1943年生まれ。公認会計士。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院商学研究科修士課程修了。中央青山監査法人でメガバンク、大手流通グループ、国営巨大公社などを担当。同監査法人の理事、評議会議長なども歴任。2006年退職し独立。会計スキャンダルの内幕を描いた長編小説『小説 会計監査』(幻冬舎文庫)で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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luther0801
6
郵政上場に当たり読んだ一冊。著者の悪意を感じた本。面白くなかった。もう少し面白いと思って期待してたけど。2015/11/12
terukravitz
2
図書館本 ★☆☆☆☆2018/05/17
もりもり@札幌
1
経済小説。郵政民営化の舞台裏。 淡々としていて面白かった。2017/04/19
ともぞう@
1
駄作.超駄作.吃驚した.しかしながら,内容がフィクションでなく,告発本の類であるならばある程度の資料としての価値はあるかも.2011/11/05
pierre-morgan
1
前作「会計監査」と同じような内容で全く新味なし。わざわざ刊行する意味が理解できません。200ページのうち,主人公が昔を懐かしんで銀座界隈をぶらぶら散歩するシーンだけで30ページも費やしています。2011/09/11