内容説明
無名の格闘家である「僕」は、大志(と性欲)を胸に秘めていた。レスリング部での地獄のしごきも彼女の冷たい対応も、夢のために耐え忍んだ。そして掴んだ飛躍の時。マイアミで開催される格闘技イベントEGFCに参加することになった「僕」は、戦うことでしか到達できない境地に達する―須藤元気が哲学を随所にちりばめて描く自伝的青春小説。
著者等紹介
須藤元気[スドウゲンキ]
1978年東京都生まれ。拓殖大学卒業後に渡米し、帰国後に逆輸入ファイターとしてプロデビュー。K‐1やUFCなどで活躍。2006年に現役引退後は作家、タレント、俳優、ミュージシャン等幅広く活躍。著書の多数がベストセラー。08年、拓殖大学レスリング部監督に就任。09年にダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上げ、10年7月に1stアルバムをリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
66
★☆ 「オクタゴン」とはアメリカ発祥の総合格闘技「EGFC」の、八角形の金網で囲まれたリングの事。高1の時、EGFCの試合をビデオで観た著者が、その試合に出ることを夢見て、ついにそれを叶えるまでの自伝的小説。素人が、なんでもアリの格闘技の試合に出場できるようになるまでの物語としては、熱さに欠けると思えるくらい淡々とした感じを受けるが、長期にわたって目標を追うには、途中で燃え尽きずに持続する「熱さ」の頃合が重要なのかも。ユーモアのある文体で読みやすく、付かず離れず?の彼女との関係も、物語に深みを与えていた。2014/03/08
ヨクト
16
須藤元気さんの自伝的小説。うーん、自伝として読めば面白いです。高校のくだりとかもっと読みたかったな。2015/11/17
再び読書
11
期待をしていただけに肩透かしの印象です。特に盛り上がりもないまま終わった感です。「風の谷のあの人と結婚する方法」は面白かっただけに、残念です。格闘技にはまっている人にはおもいろいかもしれません。 2014/04/16
キャラメルベイベー@道北民
4
さくっと読めました。自伝的小説みたいですね、それにしても格闘技もやって文章書いて、歌やって才能ありすぎですね。2014/02/15
sena
3
多才な方なのですね。文武両道?2013/08/02