内容説明
会えば必ず罵り合うが、誰よりも固い絆で結ばれている在日コリアンのテツとガク。赤字続きの新宿のクラブを閉め、六本木に出店したいとガクが言い出した。だが金はない。高奉桂に借りようとするガクにテツは猛反対する。八年前の抗争で高の刺客により、テツは命を落としかけたのだ…。破天荒で無鉄砲な男たちの闘いに胸躍る、痛快な悪漢小説。
著者等紹介
梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪府生まれ。『血と骨』で第一一回山本周五郎賞受賞。同作品は映画化され絶賛を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よし
4
友情、暴力、裏切り、愛、金、欲望、抗争、作者らしいストーリー。それぞれのキャラも立っていて一気読み。ストレス解消に最高。2020/03/21
タカシ
4
在日コリアンのガクとテツ、新宿のクラブを閉めて六本木に進出するがオーナーの会社に関連して抗争に巻き込まれ…。最後がいろいろありすぎて収集つかない感じでしたが、展開のテンポ良くて、あっという間に完読しました。ガクとテツの抗争劇の続編ありかも。2018/07/12
方々亭
2
破天荒で良い。新宿の歌舞伎町の夜の感じが良い。2021/08/27
なぜか?カープファン
1
この熱いエネルギーはなんなんだろう。面白がった。2018/06/11
Rachel
0
初・梁さん。テンポがよく引き込まれた。他のも読んでみたい。2016/09/09