内容説明
「3月下旬。夜11時過ぎ。僕はバイクにまたがった―そして。何も見えなくなった」。突然の大事故で笑いが創れなくなった、お笑い芸人の僕。それでも毎日病室のドアを叩いてくれる人たちがいた…。「もう一度、笑いたい。絶対に」。千原ジュニアが挫折、失恋、死の危機で感じた仲間への感謝、そして笑いへの渇望を赤裸々に綴った自伝的小説。
著者等紹介
千原ジュニア[チハラジュニア]
1974年京都府生まれ。89年に実兄・せいじとお笑いコンビ「千原兄弟」を結成。現在「やりすぎコージー」「笑っていいとも!」「にけつッ!!」「地球のしゃべり方」などレギュラー番組多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きのぴ
18
ジュニアさんの15歳で芸人になってから26歳でバイク事故に遭い、復帰するまでの物語。お笑いを愛する人たちにはとても固い絆があると思う。そしてみんな愛情深い。誰かを笑顔にしたい願う人たちだからかな。読んでいてあ、これあの芸人さんだなと分かる部分もあって面白かった。ジュニアさんの周りには素敵な人がたくさんいるなぁ。2022/01/04
えこ
13
引きこもりを辞めて大阪で芸人をしてる時の楽しさが伝わってきました。バイク事故の後の家族や芸人仲間に支えられた所は感動です!吉本の芸人さん達って仲間思いでかっこいい。2014/12/06
0607xxx
12
部屋に鍵を付け、引きこもりを始めた14歳。そして、芸人という道を見つけ、鍵を外し部屋を出た15歳から物語は始まる。ジャックナイフと恐れられていた大阪時代から東京進出、そしてバイクでの大事故…波乱に満ちた人生で芸人、千原ジュニアの変貌が赤裸々に書かれているように思う。2016/10/02
十六夜(いざよい)
12
千原ジュニアがバイク事故の話を書いたもの。本人の体験だけあって、苦悩の様子がリアルに書かれていた。色んな人に助けられて、また立ち上がれたのだと思う。2015/01/01
ペペ
11
図書館で「ジュニアって本書いてるんや」と思い、手にとった本。ジュニアの挫折と成功の物語が書かれている。個人的には兄貴をもっと取り上げてほしかった。2017/07/06