内容説明
追腹組との死闘が続く赤目小籐次は、文化十五年元旦、初日の出を遙拝していた江己湾で流人を救う。だが翌日、男は小籐次の小舟を盗み、姿を暗ませる。秀次親分らの探索で男が千住宿へ向かったことを知った小籐次は後を追うが、その頃、江戸の分限者の間で小籐次の首に懸賞金をかける姦計が密かに練られていた。人気シリーズ、待望の第四弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。日本大学芸術学部卒。『闘牛』でデビュー。98年に時代小説『密命―見参!寒月霞斬り』を発表するや、迫力のある殺陣と人情味溢れる物語で読者の圧倒的支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinupon
25
相変わらず剣先は鋭いですね。人情と相まって楽しく読めました。文春文庫から新しいシリーズも出たので楽しみです。2014/08/23
sae_k1
1
再読。小籐次の芸が新しい縁をつないでいく。この後、大きく展開する巻。久しぶりに竹細工でもしたくなった。2016/04/02
Yosuke Kasuya
1
赤目小藤次。邪心なき老侍ゆえ、来島水軍流の秘剣が際立つのだろうと思う。2014/02/02
せぴあ
1
小籐次は竹で行灯まで作るなんて、本当に器用なんですね。これだけ小籐次の強さが有名になったのにまだ金で雇われた刺客が現れるのか。水戸藩まで味方につけて、どんどん話が広がっていって目が話せなくなりました。2013/02/01
mariy
0
再読・この巻から水戸藩が加わり、行灯造りが始まります。 ひとまず一区切りか。 少しづつ、腰の低さが少なくなり、貫禄が付いてきます。 大好きなのはこの巻まで・・・ あとはのんびりと再読しましょうか。2016/04/05