内容説明
新しい国づくりのため幕末を東奔西走する坂本龍馬。日本一忙しい男と美貌の妻・お龍には、泡沫の逢瀬しか許されない。恋い焦がれる夫の隣で月琴を弾き暮らす穏やかな日々を待ち望んでいたお龍に訪れたのは、耐えられぬ結末だった―。時代に呼ばれ、時代に殺された龍馬とその妻を、斬新驚愕の歴史考証で描き出す、疾風怒涛の長編幕末小説。
著者等紹介
鏡川伊一郎[カガミガワイイチロウ]
1941年高知県高知市生まれ。新聞記者、商社、調査会社勤務などを経て、現在は紙の業界の情報フォーラムを主宰。文芸評論家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tatsuya Inoue
1
お龍の立場から江戸末期から明治維新への時代を描いたおもしろい作品。ただの時代小説としてだけでなく、その時代背景をも読み取れ、激動の幕末の情景が伝わり気持ちが昂ぶりました。2012/01/02
ぎすけ
1
龍馬が主人公の本は沢山あるが、お龍が主人公の本というのは、そんなにないのでは(解説を読むと4作あったが)と思い、珍しさから手に取ったが、坂本龍馬の妻としての、お龍というより、一人の男を愛する普通の女としての痛みとかも感じられた。勿論、幕末を研究し尽くした著者ゆえに、意外な人物が重要な鍵を握ってたりするのも興味深かった。幕末って深い。2011/01/02
anri0912
0
図書館でタイトル借り。 坂本龍馬の妻、お龍の物語。 恥ずかしながら坂本龍馬の経歴をほとんど知らない私。 坂本龍馬の事をもう少し知っていればもっと楽しめたのだろうなぁー!2014/05/05
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