内容説明
夫の帰りを待ちながら作る〆鰺。風邪で寝込んだときに、友人が届けてくれた菜の花ご飯。元気を出したい人の為に、身体と心がポカポカになる野菜のポタージュ…。大切なお客さまの為ならば、八百屋を6軒はしごすることも厭わない。そんな著者の美味しくて愛おしい、もてなしの毎日。ベストセラー『食堂かたつむり』の著者が綴る日記エッセイ。
目次
はじまりはじまり 1月5日
タコヘッド 1月6日
七草おこわ 1月7日
湯たんぽ 1月9日
グリンピース 1月18日
人参 1月19日
カゴ 1月22日
南極へ 1月23日
理想の町と 1月25日
紙屋悦子の青春 1月26日
ひとりデート 1月27日
犬おばさん 1月29日
パーティ 2月1日
さくらんぼ 2月5日
呼吸 2月7日
マカロン 2月8日
ハタハタのたまご 2月9日
プラスチック容器 2月10日
ヨガール 2月13日
目白ちゃん 2月15日
でかまる子ちゃん 2月16日
蕗 2月17日
小鳥 2月20日
モンゴルだより? 2月22日
苦手なこと 2月23日〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
504
小川さんのペンギンシリーズ(勝手に命名)の栄えある一作目。彼女のエッセイはいくつか読んでいるというのに、今ごろになって原点に戻ってきた感じ。つくづくスローライフ、そして「堅苦しくない」エコをちゃんと実践していらっしゃる方だなぁ。美味しそうなお料理、小まめに手を動かす生活、そしてヨガやお着物。真似はできないことも多いけれど。文章からペンギンさん(小川さんのご主人さま)との幸せそうな生活が垣間見えて、こちらまで嬉しくなる。2019/10/06
SJW
193
小川糸さんが自然に生きることを実践しているライフスタイルについてのエッセイ。ペンギンと暮らすのが夢だった小川さん、それは難しいので一緒に暮らす夫をペンギンと思うことにしたとのこと。日毎に綴られるエッセイ(日記?)はとてもシンプルで、初めはオチは何?と突っ込みそうになったが、慣れてくると料理のように化学調味料ばかりの料理より自然が一杯の料理の方がしみじみと美味しく感じるのと同じと思えるようになった。「食堂かたつむり」にも出てきたような料理が紹介され食べてみたくなってしまった。(続く)2019/01/10
zero1
144
食と自然、選挙に病気、ヨガ。「食堂かたつむり」の小川による日記形式エッセイ(元はブログらしい)。飾らず日々の生活で気がついたことを書く。【小説というのは、砂で形を作るようなもの】は名言。ペンギンとはギタリストの夫を指す。ベビーコーンとアスパラの天ぷらが美味しいとは知らなかった。試す価値あり。「お神酒」の意味は初めて知った(後述)。本書に登場する本「little DJ」は映画化されている。忘れないよう登録。地味だが、こんなエッセイがあってもいい。2019/10/22
初雪ハロー
144
ほっこりしました。一気に読了しました✌️2019/01/14
優希
96
夫のことをペンギンと思うことにする感性が可愛らしいと思いました。糸さんの毎日は素敵な感性で成り立っているのだなと感じます。日々を大切にしたくなりました。2017/12/26