内容説明
19世紀ロンドン。ストラスモア伯爵であるルシアンは、英国の諜報活動に携わっていた。仏国のスパイを見つけ出すため、快楽的な儀式を楽しむヘリオンズ・クラブの会員になることを計画。クラブの幹部たちを友人の城に招く。ところがその夜、幹部の一人が客室女中を襲おうとする場面に遭遇し、その女中を救うことに。彼女はキティと名乗った。その後、ルシアンは宴会で、女性バーテンダーのサリーに出会う。さらに、別のパーティでは、ドレスを着た美女が彼の部屋を物色しているのを発見。ルシアンは、その女性がキティやサリーと同一人物であることに気づく。彼女は敵のスパイなのか?翻弄されながらも、強く惹かれ、いつしか彼女の全てを欲するようになっていく…。互いの正体がわからぬまま、一線を越える二人。激しく情熱がからみあう、ヒストリカル・ロマンスの大作!米国ロマンス作家協会賞RITA賞受賞作。
著者等紹介
パトニー,メアリー・ジョー[パトニー,メアリージョー][Putney,Mary Jo]
大学卒業後、デザイナーとして活躍。のち、執筆に目覚める。最初の作品が瞬く間に売れ、作家専業の道へ。1987年のデビュー以来、29の作品を発表、数々の賞に輝く。米国ロマンス作家協会のアワードでは、これまでに9作品がRITA賞候補となり、そのうち2作品で、RITA賞を受賞。ゴールデン・リーフ賞ではベスト・ヒストリカル・ロマンス賞を4年連続で受賞。Library Journalが選ぶ年間ロマンス小説ベスト5には5回選ばれ、Booklist誌の年間ベスト10にもランクイン。また、ロマンティック・タイムズ賞も数回獲得。バルティモア在住。RITA賞受賞作である『放蕩者に魅せられて』(ラベンダーブックス)により、日本初登場を果たした
中村藤美[ナカムラフジミ]
熊本県生まれ。北九州大学外国語学部米英学科卒業。上京後、英文秘書などを務めたのち、翻訳業に専念する。別名でもロマンス小説の訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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