内容説明
「やりがいのある仕事についた友人に嫉妬する私をどう思いますか」「彼氏いない歴3年の26歳。将来が不安なのです」「同じように1万円使うなら、何に使えば『自分磨き』に有効ですか」―生活費、職場での人間関係、就職や転職などの若い女性の「バカバカしくも切実な悩み」に村上龍が全力で向き合った、希望と出合うヒントに満ちたQ&A集。
目次
村上龍さんが人を採用するときはどんな基準で選びますか?
フリーターや派遣社員は「時間の切り売りだ」と親がダメ出しします…
お金持ちになるよりも、そこそこのお金で満足したほうが幸せでは?
29歳。このまま仕事を続けていくことに不安が…
貯金できる金がなくて、でもしたほうがいいのか…?
転職活動中、連続で20社も落とされました。年をとるとデメリットばかりが増えることにイラだちます
もっとラクな仕事につきたいのですが、甘えているのでしょうか?
最近の男性はおごってくれませんよね。ケチが多いと思いません?
やりがいのある仕事についた友人に嫉妬する私
28歳から夢を目指すのは遅い?〔ほか〕
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。76年「限りなく透明に近いブルー」で第七五回芥川賞受賞。「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞、「半島を出よ」では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
39
20代後半から30代前半の女性の悩みを村上龍が答えるという雑誌の規格物?結構辛口でバッサリ切ることが良しとされているみたいで、始終そんな感じのやり取り。中には、んな事は分かってるんだけど〜と思う内容もしばしば。人の悩みは、他人から聞けばバカバカしいもの。そもそも悩み相談がめちゃデカイ字で1行や2行で終わってる為、詳しい事が分からない(笑)悩み内容は、仕事関係が多かったように思う。本編よりも、あとがきに凄く共感してしまった!2017/01/30
団塊シニア
30
「完璧な人生なんてない、その中で自分はどういう生き方をするのか選ばないといけない」、ストレートで現実的な回答に共感できる。2013/03/31
tokko
14
けっこうくだらない悩みから、そこそこくだらない悩みまで本当にいろんな人が悩みを抱えてそれを聞いてほしがっているんですね。何かの冗談(質問する方も答える方も)として読む分には面白いです。2021/02/07
内緒です
11
甘えちゃいけないのかな?甘えて甘えて甘えまくった生活をしていきたいけどなぁ。でも、今後の自分の生き方を見つめ直さなきゃ!って思えた本。2013/01/06
桜もち 太郎
9
27歳前後の女性を相手にしたお悩み相談。「元気に頑張る」よりも「とりあえず生き抜く」という価値観が重要、と冒頭にありました。なるほど。目からうろこが落ちる内容ではなりませんでした。それは読み手が男でおっさんだからです。2016/12/16