内容説明
IT業界で大きな成功を手にした若手起業家が、ある日「末期ガン、余命数カ月」の宣告を受けた。物質面では「もう望むものはない」と達観するが、「結婚がしたい。子供を残したい」と生への未練もある。手術から1年半後に再発。絶望と闘いつつ、生きる希望として、ガンの治療情報を集める「メディアとネットの融合」を企画・実践した凄絶な手記。
目次
1章 再発、余命宣告(レインボーブリッジ;絶頂からの転落 ほか)
2章 最初のガン告知(異変;ガン告知 ほか)
3章 2アウト満塁の2割バッター(5年生存率、15~20パーセント;5年ぶりの夏休み ほか)
4章 人生のロングバケーション(ロングバケーション;快気祝い ほか)
5章 事業計画「人生の総仕上げ」(ガン患者流「メディアとネットの融合」;最後の事業計画、タイトルは…)
著者等紹介
藤田憲一[フジタケンイチ]
1970年愛媛県生まれ。中央大学法学部卒。手がけた商品や企画が驚異的な確率でヒットとなり、IT企業の社長に。三三歳でガンを発病。三五歳で再発、余命三カ月の宣告を受けながら本書を執筆しつつ、ガンと闘った。2006年10月永眠。享年三六歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆか
34
タイトルのままの内容。暗く重い内容ではなく、余命宣告されたガン患者のこれからと自分したいように生きるIT会社の社長である著者。著者は病気になっても前向きな。考え方も明るい方なんでしょう。友達が末期患者の彼の為に開いたバースデーパーティーは、しんみりするものではなく、ハチャメチャに明るく楽しい様子が伺えます。そのパーティーの様子が、著書の中で1番グッと来た。素敵な友人達に囲まれてたんだなぁと思えた。きっと著者も素敵な人だったはず。既に故人になってる著者のご冥福を祈ります。2016/12/20
たかひー
1
★★★ 若くしてガンにり患してなくなったのは本当に気の毒。でも本からは闘病の辛さはあまり感じられず。あえてそのような表現はしていないのだろうけど。著者の行動力、パワーは純粋にすごいと思えた。2020/06/25
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