幻冬舎文庫<br> スコッチ・ゲーム

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幻冬舎文庫
スコッチ・ゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344412637
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校三年の冬、学園の女子寮に戻った高瀬千帆は、ルームメイトで同性の恋人・恵の惨死を知る。容疑者は恵と噂があった教師・惟道。だが彼は「酒の瓶を持って河原へ向かう男を尾行していた」と奇妙なアリバイを主張。二日後、隣室の生徒が殺される。再び惟道は同じアリバイを。二年後、匠千暁が千帆の郷里で事件を鮮やかに解く本格ミステリ。

著者等紹介

西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手を経て95年、トリックの限りを尽くした本格ミステリ『解体諸因』で衝撃デビュー。以後、SF的設定と本格推理を融合した独自の小説世界で話題作を続続と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

399
穴は多いが面白かった。前作同様、読者をねじ伏せるための禅問答のような思想描写も、タカチが割と素直なので受け入れられる。ここは菓刑事の存在が大きい。「タカチだって気づいてるだろ?」と、当たり前のように披露されるタックの推理は、ちょっとヒドイくらい穴だらけ。こうこうこういう条件に該当する人が犯人です、という絞り方はよくあるが、それは範囲が限定された中で、もしくはメタ視点を取り入れなければ成立しない。というか、普通、あの条件であの人物はヒットしない。しかしサプライズの大きいのと作者の熱量が高いので、好みの作品。2017/11/29

nobby

147
タック&タカチ④前半タカチの回想として語られるのは高校三年の冬。女子寮でルームメイトな恋人から続く惨殺…分かりやすく嫌な奴への嫌疑を追う展開は結構好きだが、やはり見せ場は後半怒濤のタックの推理!いつもの酒宴での趣向として「スコッチの瓶の中身を川に捨てる」という奇妙な行動に絞った出題を、殺人犯まで導くのは圧巻いや強引(笑)それでも細かい事柄をしっかり拾って、パズルを完成させていくのは見事としか言い様がない!ただ、成り立つけど真犯人がちょっと唐突過ぎるのが残念…その動機とするナルシズムは自分には理解不能だし…2021/02/09

🐾Yoko Omoto🐾

139
タカチが高三の冬に巻き込まれた連続殺人事件。二年が経ち、その真相を仲間たちと紐解くことで迎える、タカチの“過去の呪縛からの解放”が今作のメインテーマとなっている。前作「仔羊」で問題となった親から子への独善的支配関係に加え、友人・恋愛・夫婦・職場などあらゆる人間関係に置ける“個の領域への侵害的踏み込み”について、タカチの的を射た考察が何とも興味深い。真相看破についてのロジックは相変わらず見事で、特に寮生個々の性格を伏線に据えた辺りに巧さを感じる。にしてもこのまるで理解できない動機…西澤氏ならではだなあ(笑)2015/09/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

116
匠千暁その5。高校時代のタカチの未解決事件を解く。タカチ以外のメインキャラの出番が最後のみで、かれらの掛け合いが少ないのがチョット残念。2015/09/06

セウテス

73
タック&タカチシリーズ第5弾。前半はタカチの過去が語られ、高校卒業時に起こった未解決の連続殺人事件の話。後半は現在に於いて、タックと事件を解決する話である。タイトルを示唆するのは、容疑者の男がアリバイ証言に、スコッチを川に捨てビンの中を洗う人物を目撃したと証言する事だろう。謎解きは伏線もしっかりと在り、ミステリの構成としては推理を堪能できる。犯人も推測できるのだが、その動機や背景には力が抜けてしまう。ナルシズムと他の関わり論自体は、多少なりとも理解出来るし面白いのだが、連続殺人の答えがこれでは頂けない。2018/03/25

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