幻冬舎アウトロー文庫
六十七番と呼ばれて―女性議員秘書の拘置所日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344412354
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

政財界の著名人に囲まれ、華やかな日々を送っていた国会議員秘書、塩野谷晶がある日突然逮捕された!罪名は、日本初の「政治資金規正法違反」―。怒鳴り続ける検事との攻防、寒くて狭い拘置所の独居房、奇声を上げる収容者たち…。政治の世界の裏側から取調べの模様、拘置所での食事まで、逮捕・勾留生活を赤裸々につづった驚愕の体験記。

目次

第1章 逮捕、勾留、収容
第2章 東京拘置所
第3章 検事との攻防
第4章 看守たち
第5章 拘置所内の女たち
第6章 拘置所の食事
第7章 拘置所生活
第8章 父・塩野谷皓久の追想

著者等紹介

太田あき[オオタアキ]
旧名、塩野谷晶。1964年東京都生まれ。立教大学卒業後、国会議員秘書となり私設秘書から公設第一、政策担当秘書を歴任。その間二度、参衆総選挙自民比例から出馬。小選挙区公認候補内定目前の平成15年3月4日、日本初の政治資金規正法違反罪で東京地検特捜部に逮捕され、約十ヶ月間東京拘置所に勾留される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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図書館ママ

6
一気に読んだ。 日本初の政治資金規正法違反罪で逮捕され、10ヶ月に及ぶ東京拘置所での日記。 拘置所の凄まじさを感じつつ、あれ?すごい待遇いいなとかんじたりを繰り返しながら読んだ。 太田さんの側からの内容だし、簡単には言えないけれど、なんだか一方的で納得のいかない逮捕。太田さんの苦しさ悔しさ怒りがすごく伝わってきた。 でも太田さん自身も今となったら反省すべきことだったと実感しているので必要な逮捕でもあったのかな。 すごく考えさせられる本だった。よんで良かった。2013/11/26

Masa

2
図書館で借りました。女性による獄中記はめずらしい。国会議員秘書から政治資金規正法違反による転落。人は監獄の中にも楽しみを見つけるんですね。この人の場合は食事と看守ウオッチング。そうでもしないと精神の正常を保てないんでしょう。それは塀の外でも案外同じなのかもしれません。平凡な日常の中にも何らかの楽しみを見つけていかないと、心のバランスが保てないかもよ?2013/03/05

うたまる

1
「議員事務所は、一般の企業のように一定の能力を持った人が揃っているわけでもないし、組織統制などされていないのです」……政治資金規正法違反で逮捕された女性議員秘書の回顧録。本書のメインは拘置所内での生活だろうが、その前の秘書時代の方が面白い。政治の世界は、能力が低くまともに就職できない人、犯罪性向の強い人、卑怯で嫉妬深い人、異常に権力に執着する人など、クズ人間の巣窟だという。自覚が無いようだが、著者もその一人。刑務官や被収容者に対する比喩で「ストリッパー」「がきデカ」「ヨタモノ」など、下品過ぎてえぐい。2016/05/18

ボレロ

0
このところ、政治家の裏金問題など、お金にまつわる事件が洪水のように巷に溢れている。 この、政治資金規正法が出来た当時、検察はその法律をきちんと使ってコントロールできていたようだが、2025年ではその検察も地に落ちたのかもしれない。2025/03/12

ヨードー

0
政治家の悪口には笑った。多くは もともとの能力が低くて就職が困難な人、堅実な勤めができない人、能力低いのに自分で認めなたくなく、プライドは高い人、一攫千金狙いの人、共通するのは異常に高い権力欲をもつこと、だそうだ。 もっと笑えたのは、取調室にて検事との真剣勝負中に、口からダラーっとヨダレを流しながら寝ている検察事務官が検事の横にいるというギャップ。 2018/06/30

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