内容説明
「奉公先で大飯食いと言われて」「極上々のハイカラになるには?」「乳首に毛があると妊娠できない?」「便所に落ちたら早死にする?」。恋愛、結婚、家庭問題、人間関係、健康上の心配、将来の夢、迷信に対する質問など、100年前の新聞・雑誌に投稿された人生相談を大量掲載。くすりと笑ってしまってから、思わず身につまされるお悩みの数々。
目次
100年前も、やっぱりみんな悩んでた
清く正しき男女の道
聞いてください!職場のトラブル
私、結婚できるかしら?
どうしませう、これは困った!
愚にもつかぬコトが気になる私
不貞な私、道ならぬ恋の悩み
捨て置けない、これは事件ですよ!
明治の人々の日常生活の悩み
親たちの尽きぬ心配〔ほか〕
著者等紹介
山田邦紀[ヤマダクニキ]
1945年、福井県敦賀市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。雑誌記者などを経て(株)日刊現代に入社。夕刊紙『日刊ゲンダイ』創刊に参画。以来、30年間、編集記者として、主に経済面、社会面にて活躍。現在はフリーランスのライターとして書籍、雑誌など、幅広く執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
7
いまと変わらないっていいたいんでしょ。2015/07/04
秋乃みかく
4
★★★☆☆ 約100年前の新聞や雑誌に寄せられた読者のお悩みの数々が載せられています。読んでみて思ったのは、時代は変わっても、人間の悩みって根本的にはあまり変わらないんだな~ということ(笑)これら読者のお悩みには記者が回答しているのですが、結構上から目線というか、かなり私見で答えているので、中にはえ~?と思うようなひどい回答もあったりしてちょっと笑えました(^ ^)2014/02/04
ありんこ
3
100年前の明治40年ごろの人生相談。今も知恵袋や新聞で相談について読むことがありますが、昔も今も同じように悩んでいることが分かって、ちょっと面白かったです。他の国の人生相談はまた違うんだろうなあ。明治時代の文化や考え方も知ることができて、当時の小説など読んでみたくなりました。2013/06/11
猫
2
世相・感覚の違いはあれど、悩み事というのは今も昔もそんなに変わらないんだなぁ、という印象。Yahoo知恵袋とかなんとか小町とかにも近いものがありそう。「記者様」が上からなのが何事かって気がしたけど、これも時代か。2013/12/25
noffnoff
2
文化的なずれはあるものの、悩みの種類のバリエーションはここ100年変わっていないんだなと思いました。2012/08/28