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幻冬舎アウトロー文庫
自殺されちゃった僕

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344412200
  • NDC分類 916
  • Cコード C0193

内容説明

友人の漫画家、ライターの先輩、最愛の妻が次々と自殺した。みな、僕の大切な人たちであり、才能ある、魅力的な人たちだった。でも、自殺したあと、身近な人間がどんなダメージを受けるか、わかっていたのだろうか―。自殺された側の視点から三人の死に至る理由を探り、孤独と絶望の淵から這い上がる過程を赤裸々に綴った感動と衝撃の手記。

目次

第1章 妻・早紀のこと1(右脳型と左脳型;出会い ほか)
第2章 ねこぢるの思い出(出会い;武装願望 ほか)
第3章 青山正明の思い出(慶應ボーイ;幻のキャンパス・マガジン ほか)
第4章 妻・早紀のこと2(鬱とドラッグの日々;結婚 ほか)
第5章 僕自身のこと(マルクス主義に育つ;家族について ほか)

著者等紹介

吉永嘉明[ヨシナガヨシアキ]
1962年東京生まれ。明治大学文学部卒業後、フリーランスで雑誌・書籍の編集に従事。海外旅行雑誌『エキセントリック』編集部を経て、編集・ライターとして『別冊宝島』に参画する。95~97年、ムック『危ない1号』を編集。近年は、執筆の仕事に重きをおく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リードシクティス

19
友人であった漫画家のねこぢる、仕事仲間であったサブカルライターの青山正明、そして最愛の妻。身近で大切な人たちに立て続けに自殺されてしまった著者の痛哭の手記。亡くなった3人の方のことは知らないけど、この本から伺える自己愛と甘えとファッション鬱とサブカル選民意識とドラッグ。気の毒とは思うけど、どこかに当然の帰結という感もあり。この著者が今何を思いどう生きているのか興味がある。春日武彦の解説が一読の価値あり。2016/06/13

澤水月

10
単行本刊行時読後腹が立ち売る。村崎百郎事件を受けよすが(自殺した方は村崎氏の同僚と戦友達)求め再読、春日武彦の冷徹な解説読むため文庫も入手。初読後の激怒感不快感は春日氏に同感、実に全うで凄みのある解説。しかし自分も何人もに自殺された今、再読感想は著者の気持ちも判ってしまい非常にツラい。年を自分が重ね月経に関する激鬱と情緒不安定も理解出来るようになり…単行本再読感想はhttp://tinyurl.com/2ds6zqp2010/08/28

かんなぎ

8
死にたいから死んじゃった人に、後味悪いから死ぬなって言っても、エゴの押し付け合いでしかないような……。この本を自殺防止の啓発につなげるのはで難しいと思う。失った方々を大切になさっているのはよくわかったが、他人の「好き」を一方的にまくしたてられると辛い。サブカル史としては面白かった。春日武彦の後書きにスカッとした。2015/10/09

harass

8
著者の妻、友人漫画家ねこじる、編集者青山正明と身近な人が自殺した著者の手記。正直すごく納得する部分ともやもやする部分がある本だった。非常に著者の感情が強くまだショックから立ち直っていないせいだろう。非常に短いがねこじるの私生活や性格などの描写やバブルだった90年代サブカルの話は懐かしさがあった。この著者が関わっていたがドラッグや死体写真集とか連続殺人犯を特集した本がけっこう売れていた時代ってのは一体なんだったのかと思う。精神分析医である春日武彦による強烈な著者批判は、例を見ない解説だ。2012/09/09

xilosi

8
新年一発目によりによってこんな本を読了してしまった(ーー;)。タイトル通り救いようのない内容です。ただ、あまり著者には自殺されちゃった原因はなさそう…。また死なれちゃった周囲の人々や死に引かれる人たちの描写が切ないです。故人への溢れんばかりの愛情がうかがえるのがすごく悲しい…。そして秀逸なのが文庫版の春日先生の解説です。厳しく、容赦のない著者及び本書への批判 の中に優しさと本書への理解が垣間見 れます。この本は解説とセットで完全 版のような気がします。★★★☆☆2011/01/03

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