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幻冬舎文庫
薫風鯉幟―酔いどれ小籐次留書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344411708
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

竹薮蕎麦の倅・縞太郎とおきょうの窮地を救った縁から、二人の祝言の媒酌人を務めることになった小籐次は、その矢先、百姓舟を営むうづが、しばらく商いに来ないことを案じ始める。はたして、彼女の在所を訪ねた小籐次が聞きつけたうづの縁談。だが一見、良縁の嫁入り話には、思いもよらぬ謀略が潜んでいた―。大人気時代小説、圧巻の第十弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。日本大学芸術学部卒。『闘牛』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

42
あれこれ悩み事が多い時に本を読むならばこれ、勧善懲悪ものがよろしい。悪党の所行によって、真っ当に生きている者が窮地に立たされた時、めったやたらと強いヒーローが登場してその悪党をこてんぱんにぶちのめしてくれる。胸がすきます。心が晴れます。スカッとします。そう、そのヒーローこそ赤目小籐次。一升酒などおちゃのこさいさい。忠義を尽くす主(あるじ)はただ一人。思いを寄せる女性(ひと)もただ一人。男の値打ちはやはり力です。強さです。そして同時に大切なものは弱い者への優しさです。それは真の強さの証でもあります。2012/01/26

TakaUP48

39
子連れで吉原を訪れた小籐次は、花魁・清琴に約束の新久慈行灯を持参。千両の値でも価値ありとのこと。帰路、鼈甲櫛を盗む直参旗本?の男女に出会い取り押さえる。暫く音信不通だったうづに、寺島村の花大尽の総領息子・由太郎との縁談話が。嫌がって監禁されていたうづを助け出し、小籐次の長屋に匿う。由太郎は、遠州屋にうづの連れ出しを頼み、ありかを探るべく太郎吉を誘拐。小籐次は由太郎を捕まえ人質交換の場へ。太郎吉の首に、百鬼の吉蔵の鎌が!羽織お化けの捨吉の咄嗟の行動で命拾い。うづ災難の件が一件落着。鯉幟が泳ぐ、五月晴れ。2021/05/21

藤枝梅安

33
竹薮蕎麦の倅・縞太郎とおきょうの祝言の仲人を務めることになった小籐次は刃物研ぎの生活を続けていた。平井村から野菜を売りに来ているうづの姿がしばらく見えないことを気にした小籐次は平井村を訪ねてみる。大店の跡取りとの縁談で一見良縁に見えたが、実は既に2度の離婚をし、その後も前妻たちと密かに会っているという男だった。縁談を強引に推し進めようとする相手方に対し、小籐次はうづを匿い、手先となってうづを奪おうとするものたちを次々に倒す。2010/12/20

くまクマ

22
太郎吉といい捨吉といい、深川の男児が頼もしくなってきた!2021/04/12

calaf

21
うづさんの危機!もちろん小藤次は、金銭に関らず救出を目指す・・・2014/02/19

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