内容説明
江戸に出入りする船を見張っていた早乙女薙左は、女の悲鳴を耳にする。駆けつけると、南町奉行所与力平瀬小十郎の娘・美和が男たちに囲まれていた。双方の事情を聞いて薙左は一計を案じる。だがそれは、思いも寄らぬ大事件へと繋がっていった。愚直な役人平瀬には、知られざる一面があるのかもしれない…(夏越の祓)。待望のシリーズ第四弾。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年愛媛県生まれ。柴山隆司の筆名で書いた時代小説「霧の五郎兵衛」で小説CLUB新人賞受賞。脚本家としても活躍中で、「銭形平次」「暴れん坊将軍」など、多数の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
23
【図書館】「船手奉行」シリーズ、第4弾! 5弾、7弾を経て戻って来た(笑) 徐々に登場人物も定まって捕物帳の体を成して来た。 いかし、追い詰め方が少々甘いのではと思う、吟味の仕方も少しおかしいのではと思う。 最後に評定所にお歴々を集めると言うのも、少々おかしいのでは? でも、エンターテイントメントと思えば歴史的におかしな事も、まあ良いでしょうで済ませるか。 さて、次巻は借りられるのか・・・2025/04/26
あかんべ
4
老中の罪を断じるのに、まるで遠山の金さんのように船手の白州に呼び出して、いくら奉行所、目付同席のうえとはいえ、無理があるような気がする。2013/11/19
sigematm
0
在庫整理のため再読。2015/05/09