幻冬舎文庫<br> 四つの嘘

個数:
電子版価格
¥717
  • 電子版あり

幻冬舎文庫
四つの嘘

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月22日 03時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344411319
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

淫乱に生きるしかない詩文。平凡に生きるしかない満希子。仕事に生きるしかないネリ。平凡に生きるはずだった美波。かつて私立女子校で同級生だった四人はそれぞれ別の人生を歩んでいたが、美波が四十一歳で事故死したことから、運命が絡みあう。残された三人の胸に愚かしくも残酷な「あの頃」が蘇り、それぞれの「嘘」が暴き立てられていく―。

著者等紹介

大石静[オオイシシズカ]
1951年東京都生まれ。脚本家・作家。日本女子大学文学部卒業。97年、NHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」で向田邦子賞と橋田賞を受賞。主な脚本作品に「長男の嫁」「アフリカの夜」「功名が辻」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

109
美波が事故で死んだ。満希子は女子高時代の友人で医師のネリ、そして美波と一緒に死んだ河野の元妻詩文と連絡を取る。そして蘇る彼女ら4人の高校時代の出来事。当時美波の恋人河野の心身を奪った詩文は今でも淫乱ってことに嫌気がさす。美人だった満希子は普通のおばさんになり、河野をいつまでも忘れられず彼に似た男と結婚するほど執着する美波に恐怖すら感じたけど、仕事一筋クールなネリが英児に溺れそうになるも引き際がカッコイイ。女のドロドロありで好きなストーリーではないけど、彼女らの嘘の背景がきちんと描かれてるのはスッキリ。2018/12/29

mr.lupin

57
高校時代の四人の同級生の物語。人それぞれ色んな事情がありそして絡み合う。登場人物が少ないわりに、誰が誰だかわかんなくなってしまって、ちょっと無理があったのかな、そんな読後感です。女性の怖さ、垣間見ました。☆★★★★2016/01/29

M

53
まぁ、昼ドラの脚本のような。退屈な始まりでしたが、いつしか詩文という女に着目して読んでいました。ひとりの人間の人格形成の根幹のようなものを勝手に感じて無理矢理楽しみました。彼女にとって人の恋人を奪うことや性行為等の刹那的破壊的衝動は「生きている実感」「哀しみからの逃避」…若いときにはそんな魔性が儚く映えても、いざ四十路を越えたときに友人への羨みとともに詩文自身が痛感するのは、若年時代の地道こそがのちに華開くという、もはや取り戻せずもう持ち得ないもの。それでも、生きる限り精一杯進むしかない…。2016/04/24

竹園和明

36
直感が当たった。タイトルだけで面白そうな気がするもんね。著名な脚本家らしい軽妙で読み易い作風ながら、女子高時代からの同級生4人による騙し騙されの人間模様、そして大人になってから起こるある事故をきっかけに25年振りに関わる彼女らと周辺の者達の物語。読み手をグイグイ引き込む可読性が素晴らしい。詩文、美波、満希子、ネリそれぞれのキャラの強さが際立つ面白い作品だった。後半また別の事件が起こり、物語は更なる佳境へ。フィクションとはいえ、本作みたいにいろいろ起こるのが人生。でも、だから生きる事は面白いんだよね。2024/10/20

エドワード

33
女子高校の同級生、コケティッシュな詩文、ガリ勉のネリ、優等生の満希子と腰巾着の美波、皆41歳の2003年。一番影の薄かった美波がニューヨークで恋人と事故死する劇的な場面から一気に1980年へ。見合結婚した満希子と美波のつぶやき「逃げっぱなしで生きている今より、あの頃の方がずっとよかった」「子供の頃には到底越えられないと思ったハードルを、四十代になるとこんなにも簡単に越えられるのか」はじめ、名セリフの大連発、電話の場面のハラハラ感など、彼女たちと同学年の私には実感溢れまくりです。ドラマも印象的でした。2015/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/569629
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品