内容説明
「俺、いりませんか」。親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。チームメイトが順調に移籍先を見つける中、日本が誇るポイントガード佐古賢一が拾われたのは、リストラされた選手ばかりを集めた弱小チームだった。拾い集められた個性豊かなメンバー五人が、己の再起を信じ日本一を夢見て燃焼する姿を綴ったノンフィクション。
目次
ラストシュート
裸足の少年
拾う神あり
三十二歳のルーキー
もう一人のポイントガード
俺、いりませんか
職業、バスケットボール
楽しまなけりゃ
シックスメンの体温
明日なき選択
IからWeへ
親友
山吹色への決別
それぞれのシーホース
陽のあたらないコート
白線の向こう側へ
リストラ戦士たちへ
ファイナル、ふたたび
残り二十六秒
オーバータイム
ラストゲーム
著者等紹介
平山讓[ヒラヤマユズル]
1968年東京都生まれ。2006年、原作・脚本を手掛けた映画『ありがとう』(講談社文庫)が全国一斉公開され話題に。同作でゴルフダイジェストアワード読者大賞受賞。08年、作品『ファイブ』がNHKにてドラマ化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
19
IからWeへ。◆現在のBリーグ・シーホース三河の原点となるアイシン精機バスケ部の初優勝時のドキュメント。◆ミスターバスケットボール佐古賢一をはじめ、一度はリストラになったベテランらが奮闘する姿がいい。◆特に良かったのは鈴木ヘッドコーチの相手を思いやる姿勢ですね。2017/10/10
れな@がんばれレバンガ
10
うちのレジェンド折茂さんが最後に立ちはだかるラスボス。ミスターバスケットボール佐古賢一メインのノンフィクション。シーホース三河の前身アイシンのベテラン5人の物語。☆3.42017/07/15
chan
4
アイシンシーホースにいた佐古選手のノンフィクション。バスケ経験者ではないが、スポーツのこーいうノンフィクションのドラマは、たまらない。ちなみに昔、NHKで岸谷五郎でドラマ化したこともある。 ラグビーのスクールウォーズの伏見工業もそうだが、リアルのスポーツのドラマは、本当にフィクションを超えるのでたまらんです。 実は漫画を処分する際、会社にいたバスケ女子に「いる?佐古さんって人の話なんだけど」って言ったら、「私、佐古さんに教わってたんです。お父さんが友達で」と聞いてビックリw 世の中、狭いもんです。
あまあま
4
ノンフィクションのバスケの話。アイシンのチーム心得が凄くいい!バスケに関わる方には読んでもらいたい一冊です。2016/02/17
ぽ
3
これノンフィクションなの?!?というレベル。ドラマじゃん。最近バスケの試合見に行ったので、トヨタ自動車がアルビレックスか!!!と最後の方のページで一致(笑)熱い物語、知れてよかったな〜2020/12/09