内容説明
映画「自虐の詩」にて、幸薄いヒロイン・幸江を演じる中谷美紀。朝の五時から遊園地で絶叫したり、ちゃぶ台をひっくり返されたりと、気がつけば今日も二十四時間起きている!そんな苛酷な日々にも、新しい出会いや毎日のロケ弁など、楽しいことも待っている。映画づくりの困難とささやかな幸せを綴った、映画を地でいく「自虐的」撮影日記。
著者等紹介
中谷美紀[ナカタニミキ]
1976年東京都生まれ。女優。数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。近年の代表作に「嫌われ松子の一生」などがある。絵本、エッセイ集、旅行記、撮影日記の刊行など、その活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニャン
7
本当に日記だった。それなりにおもしろいけど、それほどでもない。登場人物はイニシャルじゃなきゃいけなかったのか?ちょっと残念。2014/09/27
雨巫女
5
別に、隠すことではないから、出演者など、イニシャルにする必要はないのでは、mixiの時なら、いいけど誰かわかりにくく、イライラする。2010/09/01
るるぴん
1
映画「自虐の詩」の撮影日誌。女優さんの日常とか、ご本人のお人柄、役への誠実な向き合い方なども伺い知れた。中谷さんは美しく品位もあり、演技力、語学力、文才、知性、真面目さなど様々な才能をお持ちのステキな女優さんなのに、常に「自分は技量不足、役者としての限界」を感じながら取り組んでいて、自由業に就いている人のメンタルが伝わってきた。予算上仕方ないのかもしれないが、撮影時の過酷さなどもわかった。所作が美しいのはお茶や日本舞踊の嗜みがあるからなのかな。2020/10/08
ぐらん
1
映画「自虐の詩」撮影の話題を中心にしたSNSエッセイ。軽く読めるが、あまり印象に残らない。2017/11/26
いく
1
中谷さんの静かな文章が好き。今回は「多少の苦難は当然だとしても、無謀なやせ我慢や無理はあえてする必要がないと。個人的な生活も大事ですし(中略)もちろん作品は大事に作りますけど、自分の命も人生も、映画なんかよりよほど大事ですから」に付箋を立てた。2016/08/28