内容説明
懲戒免職となった元警視の盛山、セックス依存症のOL・まゆ、塾生もいない政治結社を主宰する護國忠臣、自傷癖のある裕子―。おかしなことが多すぎて、もはや善良な民を演じることは不可能だ。暴走し始めた非国民達の憤怒が「日本」というシステムを炎上させる。革命なんて目指さない。破壊こそが目的。日本人よ、銃を取れ!傑作長篇小説。
著者等紹介
森巣博[モリスヒロシ]
1948年日本生まれ。現在、オーストラリアを本拠地とし、世界中の賭場を攻める国際博奕打ち、兼業作家。94年度全豪牌九選手権者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Pon
3
星1 全く先を読む気にならない。 森沢明夫さんの本だと勘違いしていた。 ずっと感じていた違和感の正体がわかってすっとした。2021/11/06
神秘人
1
前半で、社会に対して一物抱え込んだ四人のエピソードが個々に語られるんで、後半は、その四人が徒党を組んで活劇を披露するのかと思いきや、それぞれ個々に大なり小なりな抵抗をするわけだ。 それで都市崩壊や大量虐殺の近未来アクションドラマの舞台が出来上がるのだが、なんとも主人公たちがイマイチなんで、全然カッコいいモノガタリじゃないし、ちょっと残念。 ただ、大量殺戮兵器が間接的にも数百円で手に入ったり、世の中の裏のカラクリが分かりやすく解説されてて、この作家さんらしい。2019/06/11
よっしー
0
★うーん、理解しずらい。2014/12/21
鉄髭
0
暗澹たる現状と未来と日本の、ひとつの突破口。2008/06/05
omoc
0
読書メーターに帰還 国際的ギャンブラーモリスが描く腐敗した国と民衆のテロリズム テロを行う個人に主眼を置いたらしいが、正直話が長い、そしてその長さが生きていない テロを弾圧したその裏側で、新たなテロリストが生まれているのである 2022/06/22