内容説明
北海道の田舎町、国道沿いのコンビニエンスストア。オーナーの北島は、妻と気ままな毎日を送っていた。ある日そこへ娘の由希が不倫で傷ついて帰ってきてから、家族は大きく揺れ始める。はたして北島家を待ち受ける結末とは?「水曜どうでしょう」の鬼才による原案・監督の映画を自らがノベライズ。
著者等紹介
鈴井貴之[スズイタカユキ]
1962年北海道生まれ。映画監督・放送作家・タレント・作家・クリエイティブオフィスキュー社長。TVバラエティ「水曜どうでしょう」が大ヒット。映画監督作品に「銀のエンゼル」等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chantal(シャンタール)
76
ミスターの映画のノベライズ。昼間にちょうどミスターが出演してる番組を見てたので、頭の中をあの顔と声がグルグル😅ミスターもすっかり年取ったよなあ、なんて思いながら。北海道の片田舎に帰省してきた由希とその家族、友人、ご近所さんのなんとも暖かくフワフワした物語。続編もあるような事が書いてあったけど、あるんだろうか?あるなら読みたい。表紙の写真は映画の一場面なのかな?とても北海道らしい素敵な写真。北海道に行きたくなる。2022/01/22
ベルガモット
7
ミスターが自分で見た景色も描かれてるのかなあ。ちょっと実家に帰りたくなりました。2010/07/14
バル
4
ミスターの作品。長くないからサラッと読める1本。台本のラフを読んでる感じに近かったかな。田舎の日常が淡々と書かれているんだけど、北海道っていう寒いイメージと家族の多くの言葉はなくてもつながってる暖かい感じはなんともよかったです。2012/12/10
しろくま
3
北海道+日常+家族+温もり=この小説。故郷が嫌いな女の子と、人付き合いが苦手なお父さんを中心とした物語です。殺人事件など起こらず、ドロドロした愛憎劇でもなく、ましてやダ・ヴィンチの暗号を解いたりもせず(笑)、日常が静かに描かれてます。きっかけはミスター作という事で手に取ったんですが、読んでみるとシンプルに“作品”として味わえました。映画の続編なんですね。映画は観てないので、観てみようかな。これが好きなら『天国はまだ遠く』なんかもいいんじゃないでしょうか。2013/02/25
ココ
2
ミスターの小説なので読んでみた。家族や故郷の温もりを感じるのに実際の距離は関係ない。短い小説だが何となく懐かしいような、あたかい気分になる物語。登場人物のロッキーは大泉洋を想像しながら読んだ。びっくりするくらいハマってしまった。2012/03/10