内容説明
専業主婦、保育士、外資系OL、ファミレス店長、会社経営者など十二人の女性は、どうして数万円も払って男を買い続けたのか?彼女たちが得たものは結局なんだったのか?元風俗嬢である著者が自らの男買いの経験を告白しながら「男を抱く快楽」に目覚めた女性の切ない本音を伝える。今、マスコミで注目の“裏ビジネス”の真相が明かされる。
目次
女にも性欲があるのは当たり前。男を買うって経験もそんなに悪くなかったと思います。でも、少しは引っかかるんですよね…。
こっちのほうが開放感ありますね。エッチのとき、あんまり「これをしてほしい」とか言えないんですよ。でも、お金を払った関係だと、それが言いやすいんです。
彼と会う時間は、自分へのご褒美なんです。お金で割り切っている関係なんで、特別な感情とかまったくないですね。そのほうが楽です。
四十歳になろうとしている私が、まさかバージンだなんて誰も思っていないんです。だからネットで出張ホストを検索したときピーンときました。
けっこうホテルには行きますけど、泊まりはしないんです。ちゃんと、家へ帰りたいんです。旦那への罪悪感がありますから。
もうすぐ更年期障害が始まって生理が上がって女が終わるから…。出張ホストは、寂しさを埋める道具としか考えられないですね。
ホストクラブにも行ったことないですから、遊び慣れてないんでしょうね。でも、お金を払ったほうが気楽です。ケジメっていうか、線を引けるから。
私みたいなオバサンが、あんなにカッコよくて若い男のコと接することができるのも、お金を払っているからなんですよね。お金が介在してなかったら、知り合うこともできなかったと思うんです。
同じ男を指名しないようにしてる。ハマっちゃったら、遊びじゃなくなるから。竜也くん、ぞっこんなんですよ。買うのが申し訳ないくらい大好きなんです。最近、やっと店の外に誘うことができて、ヤッちゃったんです。〔ほか〕
著者等紹介
酒井あゆみ[サカイアユミ]
1971年福島県生まれ。上京後、一八歳で風俗の世界に入り、ソープランド、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、契約愛人業などを経験する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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