内容説明
エリートではなかったからこそ、選手の心の動きがわかる。他の誰よりも練習した自負心があるからこそ、「ここまでやれ!」と言い切れる。矢面に立って常に闘っているからこそ、人は愛想をつかさずについてくる。全日本女子ソフトボールチームを監督として率い、シドニーオリンピックで銀メダルを獲得した著者による、闘う集団に育てる指導術。
目次
第1章 勝つためになすべきこと(執念を捨てない者が勝つ;ミスで強くなる人、ダメになる人 ほか)
第2章 練習は裏切らない(二十四時間勝負のことを忘れるな;弱い自分でなく強い自分を取る ほか)
第3章 女の時代の女の強さ(下は上からの視線に敏感;叱ってくれる人を待っている ほか)
第4章 ひとりはチームのために(人の嫌がることを率先してやる;個人の力とチームの力 ほか)
第5章 自分に鞭打ち、他人に鞭打つ(努力の意欲を持続させるために;愛情があるからこそ“鉄拳”も飛ぶ ほか)
著者等紹介
宇津木妙子[ウツギタエコ]
1953年生まれ。内野手としてユニチカ垂井ソフトボール部に入部。日本代表でも活躍。引退後、日立高崎監督に就任。2000年、日本代表監督としてシドニー五輪で銀メダル獲得。02年、世界選手権・準優勝、アジア大会・優勝
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感想・レビュー
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ざっく
6
北京オリンピックで優勝したときの実況は今でも記憶に新しい。どの世界でもトッププレーヤーは、「なぜそこまでできるのか?」という情熱の持ち主ばかりだが、宇津木監督にも同様の思いを抱いた。「取り組む意味を考えながらやらなければ、体だけ動かそうとしても、私の練習には耐えられない」とは学生時代の部活や仕事で痛感している。意味を考え、主題的に仕事をしたほうが気持ちが楽で楽しい。最善の準備を尽くし、結果負けたとしても、そのときにやりきったと思えるのか、それが大事な気がする。2023/04/25
Tarou Kawachi
1
■タイトルは「努力は必ず実る」の方が良かったと思う。宇津木さんは日本女子ソフトボール界には欠かせない人やね。●努力する姿だけが心を打つ●だらしなさは試合に出る●気を抜くな、謙虚になれ●備えあれば憂いなし●節度ある選手を選ぶ●考え抜いた者だけが勝ち残る●自分の持ち場で全力を尽くす●挨拶は人間の基本●地球はひとつ●1日1日を大事に。一生懸命生きなきゃ駄目だ▶やる気湧く本だヽ(^。^)丿2011/11/20