内容説明
繰り返される毎日を生きるとき、生活のなかで起こるささいな出来事を自分の作品のように思えたらいい。「生活のアーティストになる」ことを自ら実践、まったく新しいライフスタイルを提唱しブームを起こした著者。話題の初版から7年、苦悩の時期を経てここに新たに蘇る“生活のアート”。身の周りのものすべてが輝きだす、生活達人の名エッセイ。
目次
リゲイン
事実は小説よりも奇なり
居場所をつくる
「サントル・フランセ・デ・ザール」のスタッフ
じゃがいもよりも大切なこと
パトリス・ジュリアンのスタイル
おいしいもののお話
レストランでの遊び方
ネームプレート付きの冷蔵庫
ピカピカ嫌いのル・クルーゼ狂〔ほか〕
著者等紹介
ジュリアン,パトリス[ジュリアン,パトリス][Julien,Patrice]
1952年、モロッコ生まれのフランス人。88年フランス大使館文化担当官として来日。東京日仏学院の副学院長を経て94年にレーヴ・ド・ヴィスタジオ設立。料理家、エッセイスト、ライフスタイルプロデューサーとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユズル
19
小さな雑貨一つにもこだわるのはとても共感しましたが、著者のようには絶対生きられない。私は私なりのこだわりで、ささやかに楽しく生きようと思わせてくれる本でした。そのパワフルな行き方、お顔の写真見てなっとく。この顔で弱気な人は居ないわ(^ω^)2016/10/21
桂世
7
パトリス・ジュリアンさんの感性と行動力はすごい。時々読み返して確認したい。2017/05/12
あや
7
おいしいレストランに行くよりも、おいしい料理をつくること、ファッションショーに招かれるより、大好きな服を着ること、面白い映画を見ることより、自分の人生を映画のように面白くすることの方が楽しいというのは、頷ける。カフェもブックショップもなかった日仏学院を今の姿に変えたのが著者だったということを本書で初めて知った。2011/10/21
山田千賀
2
これはバイブルになりそう。もう出版はされてなさそうだけど、中古で欲しい1冊。 著者の別の本も読んでみたいな。 こういう生き方が好き。2015/07/14
Kyo
2
単行本で読んでいたら、鼻についたかも。まえがきを踏まえて読むなら「ちゃんと躓いてもいるのね」。日々のエッセンスとして意識可。新刊でもないのに本屋で平積みになっていた理由は、世情だろうねぇ。ポジティブな刺激だから踊らされてみるのもよい。一時的な流行で終わらされるのは嫌、と思うのは、この姿勢が好ましいからだな2010/04/16