内容説明
世界各地で見られる「聖母出現」の奇跡。仙台のカトリック孤児院・光の家の子供たちにもそれは起こった。相浦は取材を始め非科学的な事象を確信、ポルトガルのファティマ村に出現した聖母が託した三預言のうち二つはすでに成就したことを知る。ならば法王庁がひた隠す「第三の秘密」とは何か?一人の修道女が相浦を運命の渦中へと導いた…。
著者等紹介
青山圭秀[アオヤママサヒデ]
1959年広島県生まれ。東京大学大学院・相関理化学専攻博士課程修了。物質科学をベースとしながら、常に世界の精神性に深い関心を寄せ、西洋近代科学と東洋伝承科学との止揚を目指す。現在、カリフォルニア州立大学客員教授。理学博士・医学博士
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感想・レビュー
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福猫
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宗教や預言書の解釈はそれぞれだし、ノストラダムスの予言にしても、今では「あ~。そんなこともあったよね」程度にしか思われていないだろう。こじ付けが多いのも事実。深読みしようと思ったら、如何様にも解釈が出来る。聖書の黙示録の中に出てくる、7人のラッパ吹きの話もそうだし・・・。でも、日本語で“にがよもぎ”とされている言葉が、ロシア語で“チェルノブイリ”というのは、侮れない。やっぱり予言されていたのかとも思える。いずれにしても、世界は終息に向かっているという警鐘を鳴らす読み物としては面白い。 2005/09/27
たかぴ
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真実を交えた小説。真実自体も今の科学原理主義の社会からするとフィクションに見える出来事なのであえてノンフィクションという形にして批判を柔らかくしたのではないかと思う。ただ、2011年を越して2018年にこの小説を読んだこと。世界はこの小説のように進んでいるように思えてならない。なんとかこの小説の結末にならないように人類みんなが気付いてくれていがみ合わずにお互い尊敬、感謝の気持ちを持って人生を歩んでいきたい。2018/12/09
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