内容説明
このままで日本の将来は大丈夫なのか?一億円近い退職金を手にする美味しい職業=官僚。「死人に口なし」的な判決を連発する想像力の足りない裁判官。自らが理解していない「経済」を語る政治家。彼らに国の舵取りを任せておいて、本当にいいのか!?一般国民が苦しむ、わが国の姿を青木雄二と北野誠が、丸裸にする!文庫書き下ろし。
目次
第1章 自民党の功罪(今の世の中、無罪になったら勝ちですわ;田舎に行くほど自由民主党が強い理由;巨人ファンは自由民主党支持者が多い ほか)
第2章 正直者が馬鹿を見る国・日本(自分の胸に手を当ててよう反省せなあかんで;見つからんかったら何してもええねん;裁判の判決なんておかしなことだらけ ほか)
第3章 預金封鎖への足音(税金払うんやったら、寄付したほうが賢い;国の言ってることなんて信用したらいけませんよね;終戦直後より状況は悪い ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
7
対談には共鳴型と論争型がある。後者はめったになく、これも前者。対談者には話題に対する専門性か、それが心許ないなら流れを作れる論理性が求められる。本書はいずれの条件も満たしていない。現状分析もどうすべきかも堂々巡り。話題転換は常に唐突、共鳴型でありながら相手の発言を受けず、それにお構いなく自説を繰り返す。考察は深まることなく現象の表層がなぞられるだけ。週刊誌の放談レベル、もしくは床屋の政談に毛の生えたレベル。利権という用語の具体性は「野中は北朝鮮の利権持ってると思いますよ、多分ね。でもあの利権はなんやろうね2006/03/27
星辺気楽
2
関西人のノリでばったばったと切り捨てていく。痛快であることは確かなのだけれど、今でも自民党ばかりで物事は進んでいないのだけど・・・ 2014/12/09
ゴラン
1
人気ラジオ「誠のサイキック青年団」のパーソナリティ北野誠さんと今は亡き「ナニワ金融道」の青木雄二先生との合作本。現在の日本の体制が終わっていることを教えてくれる。自分らの利益しか考えない自民党、公務員が一番おいしい社会といういびつな構造、貧乏なのになぜか自民党に入れるバカな国民、体面だけいいが裏では汚いことを平気でする銀行、明治以来の官僚政治の腐敗。学校では決して勉強できないリアルな日本が見える。そして筆者たちは読者に賢くなれ、そして間違いは間違いと諦めずいい続けろと教えてくれる。大学の入学金ひとつ取って2009/08/04
mio
1
『ナニワ金融道』とお笑いタレントの金融対談。「日本は救い」状況だそうだ。2009/02/26