内容説明
旅はスローでリラックスが肝心。疲れたら“沈没”(=長逗留)してしまおう!するとあら不思議、見えないものが見えてきたりする。アジア・アフリカ・ヨーロッパ…、世界を駆け巡る旅人・蔵前仁一が沈没先で出会った愉快な人々、トホホな事件の数々。しんどいこともあるけれど、やっぱり旅はやめられない。読んでるだけで幸せになる全40編。
目次
第1章 安宿で一安心(安宿で一安心;僕のインド初体験 ほか)
第2章 私は方向音痴である(私は方向音痴である;言葉はなくても旅はできる ほか)
第3章 がんばれ旅行者たち(旅のお師匠さん;さすらいの宝探し人 ほか)
第4章 旅をめぐって(観光旅行はすばらしい;日本人観光客は悪名高いのか ほか)
著者等紹介
蔵前仁一[クラマエジンイチ]
1956年、鹿児島県生まれ。慶応義塾大学卒業後、グラフィックデザイナーに。アジア・アフリカを中心に世界各地を旅する。現在、個人旅行者のための雑誌「旅行人」の発行人兼編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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すぎえ
10
社会人になって時間がなくなってみるとほんとうにスローな旅というかそういった心持の旅行ってできなくなるな。そもそも有休とれないしねー。気負わない文体でつづられる旅に関する蔵前さんのエッセイは本当に魅力的です。もちろん、紹介される読者からのお便りとかも旅してるうきうき感が伝わってきてうらやましい。旅行の準備にうきうきしてスイッチが入るまえに帰宅ってなかんじになっちゃうもんな。休みほしぃー2010/06/05
ミナコ@灯れ松明の火
3
古い本だけれど、普遍的な何かがある。何度も何度も読み返しては、そのたびに新鮮な気持ちで頷けます。2010/04/20
たか。
2
面白い。後半に書かれている「日本人が失ったもの・・・」は納得。と言うか自分も洗脳(大げさだけど)されていたのかなと思った。自分にも自虐的な考え方が埋め込まれているのかも。2014/01/21
たーくん
2
旅はスローでリラックスが肝心。 2008/11/09
jupiter68
1
旅行記は楽しい。ここには非日常がある。驚きと興味。このような体験は次なる行動の糧になること間違いなし。2018/01/07