内容説明
2001年1月1日―新世紀の到来と同時に、世界は神々しいまでの輝きに包まれる。20世紀までに書かれたあらゆる小説ジャンルと隔絶する方法論でつくられた新しい物語。21世紀「娯楽小説以降」を鮮烈に印象づける書き下ろし文庫シリーズ『トップラン』完結作にして、清涼院「流水大説」の揺るぎない到達点。問答無用の最高傑作、ここに誕生。
著者等紹介
清涼院流水[セイリョウインリュウスイ]
1974年8月9日、兵庫県生まれ。京都大学経済学部在学中の96年に「コズミック 世紀末探偵神話」で第2回メフィスト賞を受賞してデビュー。主な著書に『エル』『ユウ』(小社刊)『カーニバル・デイ』『19ボックス』『ジョーカー』(講談社刊)がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
年中古本派・文花
10
トップランシリーズ(前半)終了。相変わらず、歴史的著名人を犯人(?)にするのが好きだねwお次は、トップランド。トップランシリーズ(後半)です。こちらは、ほとんど初読(しょどく)楽しみです。2018/04/23
ニョンブーチョッパー
2
◎2001/02/11
nkwada
1
やっとシリーズ読了。前巻でこれまでの謎が解き明かされるとあとがきで豪語していたが、設定を明かしている程度の話でああそうですかと思った。どうも、作中の謎を読者が解き明かすのが本来の楽しみ方のようで、純粋に読書目的だった私にはちょっと合致しなかったのかもしれないが、こんな作風があるんだと驚きはたしかにあり、楽しい経験をしたように思う。2024/07/12
jojoemon
1
ここにたどり着くまでにかなりの盛り上がりを見せていたが、それだけにちょっとこの終わり方は「あれ?」な感じ。物凄く丁寧な説明を受けてはいるが、何か周りくどくてイライラしてくる感じ。2011/07/29
澪
0
とりあえずトップランシリーズは読了。強引な展開と偏執的な言葉遊びには流石に食傷気味だけど一応納得はできる終わりかただったかな。執拗にはさまれるNEWSの意味も理解。西尾維新が影響を受けてるのがすごくわかった。トップランドの方も読んでみよう。2013/06/01