出版社内容情報
「怖いなあ、ほんま女は怖い。闇やな。真っ黒い闇を覗き込んでるみたいや」
瀬戸内の小さな島で、白豚と呼ばれていた一人の少女には夢があった。彼女は島から飛び立ち御伽話の如く夢を叶えることができるのか。「自分の中にある力をすべて注ぎ込み、最高傑作を書きたい。そのつもりで書きました」――横関大
【目次】
内容説明
怖いなあ、ほんま女は怖い。真っ黒い闇を覗き込んでるみたいや。白ブタと呼ばれた少女は島を飛び立ち美しい女へ華麗なる変身を遂げるが―。その女、衝撃の結末。
著者等紹介
横関大[ヨコゼキダイ]
1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞(受賞時タイトル「再会のタイムカプセル」)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
128
待て待て、シンデレラはこんなんとちゃう。横関さんが悪女を描くとこうなるのか・・って感じ。ちょっと長いけど、こんなに都合よくいかないよね。ラストの迷う実沙子・・どうする?どうするのよ~!2026/09/30
pen
34
白ブタと揶揄される転校生の遥奈のノート。彼女がシンデレラになる為のノートを島の優等生実沙子が拾ったことから始まった二人だけの時間を過ごす場所。そこを秘密基地の名付けた。数年後、たわいもないおとぎ噺と信じていた実沙子はシンデレラ計画を実行する遥奈と再会する。途中まで、今回は外れかなと思った自分を殴ってやりたい(笑) 横関さんといえば、心に温かい風が吹き込むラストのイメージがあるが、今回はずっしりとイヤミスを。突き付けられた選択肢に「どうする?GOする!」タクシーアプリのCMを思い出してしまった。2026/10/02
fuku3
28
2026.10.3.やぁ〜面白い!今年のマイベスト3!所謂.悪女モノ「白夜行」や「嗤う淑女」系である!だがこの主人公の白鳥遙奈の貪欲までの欲望は前ニ作品の主人公を凌駕する!顔を替え男を戦略の道具の駒としか考えていない!そんな白鳥遙奈だが最終的に何処に辿り着きたいのか⁉︎ファーストレディになりたいのか⁉︎探偵役の針宮美沙子はどうしたいのか⁉︎遙奈の犯罪を暴きたいのか⁉︎読んでいて疑問に思っていたが、最終章でそう来たか⁉︎やはり整形モノはそれを頭に入れておかないとだな!そうなるとチョと都合良く行き過ぎでは⁉︎2026/10/03
tan
27
本気でシンデレラになりたいと夢見ていた醜女が女を使って整形をして次々とステージを上り詰めていく物語。元総理襲撃事件やダイアナ妃の悲劇などを彷彿させる場面もあり、飽きさせない展開と白鳥の湖になぞらえて締めくくる様は圧巻でした。人情派の横関さんが、イヤミスでこの厚さの作品を描いたことが、驚きとともに一皮剥けた新境地に達したようで素晴らしかったです。ラスト、実沙子はどんな決断をするのか?リドルストーリー的な終わり方も良かったですね。2026/09/24
sayuri🍀
25
本を手にした瞬間、その分厚さに一瞬たじろいだものの、横関さんならではの圧倒的なリーダビリティで一気読み。政治家襲撃事件を描く序章から、社会派サスペンスかと思いきや、実態はシンデレラを夢見る女性の生き様を描いたイヤミスである。瀬戸内の小さな島で白ブタと呼ばれていた少女・白鳥遙奈が綴るシンデレラ日記を軸に物語は進む。果たして彼女は夢を叶えることができるのか。彼女の周囲で相次ぐ不審死。犯人は容易に想像が付くものの、逮捕には至らない。そしてラストに待ち受ける大どんでん返しに驚嘆。横関さんの手の平の上で踊らされた。2026/10/02




