短いこの人生でいちばん大事なもの

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短いこの人生でいちばん大事なもの

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344045798
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

自分の人生の王様として生きたら、時間はたっぷりある。
今日の分だけやるべきことがわかっていればそれでいい。

作家生活40年。
吉本ばなな珠玉の4編。

風邪を引いた叔父さんの代わりに軽井沢の別荘を整理しに行った塾講師の円。
そこで円は、叔母が生前残したメッセージを見つける。「束の間」

同じ女性と付き合っていた祐樹とエム。
彼女が去った後、二人は奇妙な順序で急速に接近しーー。「人にやさしく」

他2編

人生の岐路に訪れる小さな怪異と奇跡を描く。
切なくそして幸せな中編集。


【目次】

内容説明

風邪を引いた叔父さんの代わりに軽井沢の別荘を整理しに行った塾講師の円。そこで円は、叔母が生前残したメッセージを見つける。「束の間」。同じ女性と付き合っていた祐樹とエム。彼女が去った後、二人は奇妙な順序で急速に接近し―。「人にやさしく」。他2編。人生の岐路に訪れる小さな怪異と奇跡を描く。切なくそして幸せな中編集。

著者等紹介

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、2022年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版され海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

129
作家生活40年。切なくそして幸せな中編集。あとがきで「新しい時代のヒロイン」をテーマに書いたと言っている。今回はちょいと私とは合わなかったかな・・『束の間』は何となくまぁまぁ(偉そうで申し訳ない)が、あらすじよりも叔父の亡くなった連れ合いを「ダイアモンドがあるみたいにピカリと輝く瞳」「動くたびにティンカーベルみたいに金粉が舞う」だの「蝶のように人の目を奪う」とか「見ているだけで人生の儚さを感じて涙が」果ては「真夏の朝一時間だけ満開になる蓮の花」「触れることができない次元にいるような」って、もう・・ごめん。2026/08/21

星群

59
ばななさん、作家生活40年ですか。やっぱり不思議な独特さは健在ですね。ちょっと前に江國香織さんの作品の中で〝カマドネズコ〟を見かけましたが、ばななさんは〝ぬーべー〟ときましたか。いやはや、、いいと思います!笑。2人がぬーべーの手袋でやいやいしているくだりがツボです。どーゆうわけで、イチオシはやは「束の間」でっっす。2026/10/05

桜もち 太郎

20
中編4作品。スピリチュアルな場面も見られ、現実と非現実の間にある重要な何かを問いかけられるような作品だった。出会い・別れ・死・過去・現在・未来など掴みどころなく描かれていた。「短いこの人生でいちばん大事なもの」とは何だろうか。自分の人生の何に価値を置くか。「エンドレスサマー」では、彼氏が新興宗教に嵌り、彼女が振られることになる。それでも二人の持つ価値の違いはそれでいい。憎しみでも憎悪でもなく短い人生で決断した大事なものを二人は手にしたと思う。そして「世界に時間はたっぷりある」と表題の対比が良かった。2026/08/27

lisa

19
ああ、物凄く愉しみにしていた吉本ばななの新作なのに、私が苦手なスピリチュアルばななだったか。最初の“束の間”はなんとか読めたけれど、その後がなかなか入り込めず。個人的には読み易いのに飲み込みづらい、なんとも表現し難い読後感だった。ただ、そこかしこに金言が詰まってて、相変わらず日常を確かに生きている人の文章だなあ、と感心してしまう。でもやっぱり…こっちのばななは近寄り難いんです。2026/08/12

ツキノ

16
タイトルはAIが書き誰かが吉本ばななの名前で勝手に出版していた本(!)「世界には時間がない」と真逆。RCサクセションの「自由」という曲の歌詞から。新しい時代のヒロインをテーマに描いた四作「束の間」「世界には時間がたっぷりある」(「吹上奇譚」の美鈴)「エンドレスサマー」(今日だとは思っていなかった別れ)「人にやさしく」(エム「そうだ、私は私をまっとうするしかないのだ」)。「いつだってこのままでいい」という祐樹くん(及川光博の目をもう少しパッチリさせた感じ)がいい。彼の妹の物語が読みたい。2026年6月発行2026/09/26

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