出版社内容情報
1歳になる前から、みち代は、
ご飯を食べるのも居眠りをするのも、
父の足の上だった。
足芸をする曲芸一座の流転ーー。
『芥川賞落選小説集』『おにたろかっぱ』の著者による
人間のおかしみと切なさが胸を衝く、傑作小説。
鉄熊みち代は、足芸をする曲芸一座の家に生まれた。
3歳でアメリカ巡業に出るが、6歳で父と生き別れ、18歳で母を喪う。
第二次世界大戦中は日本人を収容するマンザナー強制収容所で過ごし、
終戦後はホテルのメイドとして働いていたが、
ある日、ピストルの流れ弾にあたって天啓を受け
「あんたはだいじょうぶ」と唱えながら街角で足芸をはじめることに……。
失ってばかりだが わたしたちには心臓がある
足がある タライがある 樽がある
三味線があって りんごの木箱がある
【目次】
内容説明
鉄熊みち代は、足芸をする曲芸一座の家に生まれた。3歳でアメリカ巡業に出るが、6歳で父と生き別れ、18歳で母を喪う。第二次世界大戦中は日本人を収容するマンザナー強制収容所で過ごし、終戦後はホテルのメイドとして働いていたが、ある日、ピストルの流れ弾にあたって天啓を受け「あんたはだいじょうぶ」と唱えながら街角で足芸をはじめることに…。足芸をする曲芸一座の流転―『芥川賞落選小説集』『おにたろかっぱ』の著者による人間のおかしみと切なさが胸を衝く、傑作小説。
著者等紹介
戌井昭人[イヌイアキト]
1971年東京都生まれ。小説家、劇作家。玉川大学文学部演劇専攻卒業。文学座附属演劇研究所を退所後、97年にパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げ。2008年『鮒のためいき』(新潮3月号掲載)で小説家としてデビュー。14年に『すっぽん心中』で第40回川端康成文学賞を、16年に『のろい男 俳優・亀岡拓次』で、第38回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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