出版社内容情報
神様の伝書鳩・ピースと、
幸せ調査員の猫のノラが、
あなたに幸せをお届けします。
人類に割り当てられた幸せの総量は、あらかじめ定められている。
神様は誰に幸せを分配するかを決めるにあたり、ごく一部の野良猫を調査員に任命し、人間を観察させているーー。
何を隠そう、おれがその野良猫調査員だ。
あたりくじつきの棒アイスで当たった。
今日は一度も信号に捕まらなかった。
片思いの人と会話ができた。
新規の契約が転がり込んできた。
そんなとき、人はどこかで神様の使い“野良猫調査員”とすれ違っている。
昨日より明日がちょっと楽しくなる魔法のような物語。
【目次】
内容説明
人類に割り当てられた幸せの総量は、あらかじめ定められている。神様は誰に幸せを配分するかを決めるにあたり、ごく一部の野良猫を調査員に任命し、人間を観察させている―。何を隠そう、おれがその野良猫調査員だ。あたりくじ付きの棒アイスで当たった。今日は一度も信号に捕まらなかった。片思いの人と会話ができた。新規の契約が転がり込んできた。そんなとき、人はどこかで神様の使い“野良猫調査員”とすれ違っている。今日よりも明日が楽しくなる魔法のような物語。
著者等紹介
伊兼源太郎[イガネゲンタロウ]
1978年、東京都生まれ。新聞社勤務などを経て、2013年、『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
124
ビックリ!伊兼さん、こんなテイストもあるのね~(褒めてます)私もどこかで『野良猫調査員』と出会ってていたのかなぁ・・(汗)あぁ、ラーメンが食べたい!!!2025/10/13
しんたろー
113
伊兼さん新作は今までの骨太社会派サスペンスや警察もののエンタメとは全く違うタイプのファンタジー系短編が6つ…神様の使いである野良猫が問題を抱える人に関わって「その人が幸運を授かる人物であるか?」を探る物語。ユニークな語り口で軽快に展開するので、重めの作品が多かった著者にとって新機軸とも言える内容。とは言え、著者らしい社会的な考察や人生の真理などが、猫や鳩の口からクールに語られていて、ハッとさせられる部分も多々あった。私も大好きな ラーメンに猫がハマっていて、頷ける描写が度々挿入されるのも凄く嬉しかった🍜2025/11/07
タイ子
86
これまで読んだ事のない伊兼さんの世界観。ノラ猫が調査員、ピースと呼ばれるそこらへにいる(失礼)鳩も神様からのお使い。彼らが調査員として公園でロックオンする人たちは、幸せを与えるに値する人間たち。この世は幸せが余っている?!神様が幸せを与えるように調査するのがノラの仕事。ノラの変幻自在の変わり身といい、神様のお使いならではのメリットといい、とにかく面白い。面白さの中に人生の教訓みたいなセリフがいっぱい詰まっててこれもいい。ラーメン大好きノラが食べる、食べる。我が家の周りをウロウロしているノラ猫はもしや?!2025/12/17
みかん🍊
86
装丁とタイトルに可愛いだけの猫ファンタジーかと思ったら、夢を持てない若者、貧困による学力格差、地球温暖化、詐欺やヤングケアラー現代の様々な社会問題を扱っている、野良猫が神様からの調査員となり伝言鳩と共に幸せを分け与える人間を観察する、猫には理解しがたい人間たちの社会だが、調査員として日々見聞きしている野良はかなりの博識でスルリと人間になり猫の能力で彼らから話を聞き出し、クールな名言で答える、もしかしたらその辺で紛れている猫の調査員と会っているのかも、野良猫には親切にしておこう。2025/11/05
えんちゃん
63
あの伊兼さんが幸せを配る猫と鳩の小説を!?児童書なのかなとドキドキするも、テイストはちゃんと伊兼さんでした。ある時は同僚に、ある時は同級生に、ある時は刑事に。野良猫のノラが自由自在に変化し、悩める人間を幸せにしてゆく物語。妙に達観していて、ズレていて、けっこう良い奴。ミュージックが好きな死神・千葉みたい。名言がたくさん。設定も面白かった。2025/11/04




