出版社内容情報
待ち合わせの目印は、『ノルウェーの森』だった。
村上春樹、島本理生、森見登美彦、中田永一。
ふたりの間には、いつだって本があった。それなのに……。
2010年代のカルチャーを閉じ込めた、ピュアな恋愛小説。
大学の課題で読んだ村上春樹の短編小説をきっかけに、読書の面白さに気づいたタツヤ。調べるうちに出会ったのが、Twitterの読書アカウントだった。自由で楽しそうに本の感想をつぶやく彼らの中で、タツヤはフミカというアカウントの投稿に心惹かれる。初デートの渋谷。明け方の神保町。抱きしめ合った御茶ノ水――。
わたしたち、出会うはずじゃなかったんだよ。
【目次】
内容説明
大学の課題で読んだ村上春樹の短編小説をきっかけに、読書の面白さに気づいたタツヤ。調べるうちに出会ったのが、Twitterの読書アカウントだった。自由に楽しそうに本の感想をつぶやく彼らの中で、タツヤはフミカというアカウントの投稿に心惹かれる。初デートの渋谷。明け方の神保町。抱きしめ合った御茶ノ水―。2010年代のカルチャーを閉じ込めた、ピュアな恋愛小説。
著者等紹介
菊池良[キクチリョウ]
1987年生まれ、東京都出身。脚本、マンガ原作、作詞などの分野でも活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とりあえず…
13
ライトに楽しめる本。私の学生時代にもSNSがあったなら、こんな甘い展開があったかもしれんのかぁ。って、そんなわけないな。うん。次行こ、次。2025/10/22
mitubatigril
11
図書館の返却期限を忘れていてべつの作品読んでいたら気が付いて慌ててこの作品に手を出した。 何で読もうとしたか忘れていたけど多分あらすじで決めてたのかなと読み出して思った そして一気に読んでしまった🤭出るは出るは知ってる作者さんの名前に作品にそして村上春樹がとても印象的な意味があって好きだなぁと感じてしまった。 私はハルキストではないけど主人公のたつやが短編集からハマりそれが読書に目覚めるのがニヤニヤと読まない人のきっかけになるのか❗️短編集と長編好きな自分としては目から鱗なきっかけでした😋2025/11/01
ゆう
10
本を読んだ事が無かったタツヤが、村上春樹の小説を読んでから読書にハマリ、Twitterの読書アカウントに感想をつぶやくようになり、そこで読書好きなフミカと出会う。 読んだ事のある本のタイトルがいろいろ出てくる度にワクワクする。 そして久しぶりに村上春樹が読みたい気分になった。2025/10/05
RRR
10
ネットで新刊チェックしていた際にタイトルに惹かれた作品で、予約していました。 読み進めていて、読書をしない人が読書に目覚める感覚がとてもリアルで、「分かるよ、その気持ち」と思いながら読んでいました。 読書家なら、かなり共感すると思います。 そして、現実にはどうしても抗えない切なさが胸に来るんです。 恋愛経験なくても、主人公のやりきれなさが伝わってきたほど。 純愛度120%でした。 2025/09/20
ゆき
7
物語に出てくる小説や出来事が懐かしかった。2025/10/22




