出版社内容情報
昔の記憶って、いったん思い出すと、どうして止まらなくなるのだろう――。
実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。
話題作にひっぱりだこの個性派俳優が綴る破天荒な家族と愉快な街の記憶
話題の映像作品や舞台で鮮烈な印象を残す俳優の安藤玉恵さんの実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。阿部定事件が起きた尾久三業通りの待合茶屋は、「どん平」から20メートルくらいのところ。一家の大黒柱だった祖母、放蕩する祖父、数々の地元の伝説を持つ父、太宰治好きで、ファンキーで臥せがちな母、そんな母を一緒に看病した兄。そしてまわりにはいつも商店街の人たちがいた――。若手芸人が小学校の通学路で稽古し、着物を着たお姉さんが歩いていた時代、昭和の最後のほうの話。
なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう。そんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイ。
内容説明
阿部定事件が起きた尾久三業通りの待合茶屋は、実家「どん平」から20メートルくらいのところ。一家の大黒柱だった祖母、放蕩する祖父、数々の地元での伝説を持つ父、太宰治好きで、ファンキーで臥せりがちな母、そんな母を一緒に看病した兄。そしてまわりにはいつも商店街の人たちがいた―。若手芸人が小学校の通学路で稽古し、着物を着たお姉さんが歩いていた時代、昭和の最後のほうの話。
目次
宮前商店会
あや子、キヨタロウ
一男
カツ子
エンターテイナー
兄
あんたま
石川さん、トモコさん
サービス精神
じゃぶじゃぶバーバ、Mバーバ、Tバーバ、おっちゃん、ピザジージ、ピザバーバ
鮨福さん
安詳院一道信士と護安院妙寿信女
尾久弁
著者等紹介
安藤玉恵[アンドウタマエ]
1976年生まれ、東京都荒川区出身。早稲田大学演劇倶楽部で演劇を始め、舞台、テレビドラマや映画と幅広く活動。映画『夢売るふたり』で第27回高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。たしかな演技力で様々なジャンルの役を演じ、注目を集める。本書がはじめての著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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