俺の文章修行

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俺の文章修行

  • 町田 康【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344043954
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。
町田康の文体に宿るその精神と技巧。はじめての告白
「お互い、ええ文章書こうで!」

・千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観
・ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍
・筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い
・文章のいけず――かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ――を使う
・「俺は」と書き始めるか? 「私は」と書き始めるか? その一瞬が次の内容を決める
・「書く姿勢」を取れるのは、いずれ此の世からいなくなる人間だけ
この世にある、書くことでしか伝わらない現実。生きるための文章読本。

内容説明

ゴミカスみたいなおのれを命懸けで書いてきた。町田康の文体に宿る精神と技巧。はじめての告白。

目次

文章力と読書の関係 文章力とは使える言葉を増やすこと。そこに裏道はあるか?
文章力をつけるための読書 読む本はなんだってよい。でもたくさん読めばいいわけではない
これまで読んできた本の影響 千回読んだ『ちからたろう』がつくった文章の原型と世界観
幼少期に設計された文章を書く装置 「この世には理解できないことがある」と『ちからたろう』は教えてくれた
文章を書く装置の性能を上げる 町田少年が発見した「物語の気持ちよさ」と「わからないのおもしろさ」
物語の筋を読む以外の本の読み方 北杜夫「三人の小市民」の再読で自分に組み込まれた新しい言葉
語彙についての俺の告白 ゴミ捨て場から持ち去った『ことわざ故事金言小事典』の活躍
文体が誕生するとき 自分の脳に埋め込まれた文章変換装置を自分で操作できる人とできない人
「文章教室」の効能 伝わりやすい文章を書いても伝わらない現実がある
「書きたい気持ち」というもの 生まれ持った才能以外の少ない才能を活用する
文章に技巧を凝らす 筋道を見せる「プロレス」的文章と敵を倒すための「格闘技」的文章の違い
「迂回」という技法 「テレビ」を「テレビジョン」と書く時に現れるもうひとつの現実
「いけず」という迂回 人として誠実であると小説は二行で終わる
文章の「いけず」 「物語」という不自然で精巧な模型に働きかけるノイズの役割
物語が持つ攻撃性への自覚 物語は筋を持ち、道徳と結びつき、人間の感情に縛りを掛ける
文章の「いけず」の種類 かさね、刻み、間引き、ばか丁寧、無人情/薄情、置換、時代錯誤、がちゃこ、国訛、半畳、ライブ、バラバラ
文章のいけず―「刻み」「間引き」 奇怪で理不尽な個別的現実を立ち上げる技法
文章のいけず―「ばか丁寧」「無人情/薄情」 常につきまとう「これをやっておもろいのか、おもろないのか」問題
文章のいけず―「置換」「時代錯誤」「がちゃこ」 夏目漱石も多用した「時代錯誤」は地の文で使えると渋い
文章のいけず―「国訛」「半畳」「ライブ」 独善を避けるために技法は常に「ミックススタイル」を意識する〔ほか〕

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
昭和37年大阪府堺市生まれ。高校卒業後、歌手を経て、平成8年小説に転じ現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

196
町田 康は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。町田 康なので、もっとぶっ飛んだ内容かと思いきや、意外と真っ当な文章指南書でした。私は、沢山本を読んでいますが、全く文才がないので、本書を読んでも、巧い文章が書けるとは思えません(笑) https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344043954/2025/03/08

ネギっ子gen

57
【文章には結局、「俺」が映っている】ライブ感覚で文章道の奥義を開陳した、町田康流文章読本。<文章力を身につけるためには多くの本を読む以外に道はない。なぜなら文章は既存の言葉を組み合わせて綴っていくのであり、その組み合わせの巧拙により文章力が測られるのであるが、よい組み合わせを拵えるためには、多くの言葉を知っている必要があるからである/文章力を身につけたい、という仁はまず読めばよく、読んだ分量、そしてまあ一冊の本をどれほど深く読んだか、に応じて手持ちの、使える言葉が増えていくのである>と。ははぁーっ ――⇒2025/03/07

明るい表通りで🎶

55
問】文章の上手になるには? 答】見聞きしたもの、思ったこと感じたことを文章にする変換装置を自分のなかに埋め込むべし。 問】どうやったら埋め込まれルのか? 答】本を読むべし。 問】変換装置の精度を上げるには? 答】一冊の本を百度読むべし。 問】一冊の本を百度読むためにはどうしたら良いか? 答】この世に重なるあの世在るを知るべし。簡単に落居する筋の快楽に溺れるべからず。2025/04/01

よこたん

41
“俺の文章が読みにくい、と言い、俺を気の毒な人を見るような目で見る仁がある。嘲笑する仁もおらっしゃる。だけどな、おまえらな、俺がわかりやすい文章を書かれへんと思うテイルお前らのほうが気の毒やと俺は思う。” 確かに読み易くはないが、一旦はまると中毒性が強く「何言うてはるんかようわからへんのやけども読んでまうねん。おほほ」となる。「読み書き表裏一体姿勢」とは何ぞや。町田節での解説はいっぺん読んだくらいでは、シュウゥと頭から抜けていく。でも、今からもっかい読みなおすんは堪忍や。久しぶりに『告白』再読しよかな。2025/04/22

アナクマ

35
町田康の文章読本。つまらないわけがない。世に流布する言語ルール(外付け変換装置)に従うのは定石ではあるがそれが効くのは「限定された範囲である。(それだけでは)多くの現実を取りこぼす」p.76。一方で内蔵変換装置は「オフ→予熱→ストレージの溢れ→オンにして書く」。溢れるという部分がつまり「才能」だ。空っぽでも技巧さえあればそれなりに書けるが、それだと「誰が言っても変わらない」内容になってしまうぞ。ところがその先、「やはり技巧は必要である」◉「内蔵変換装置がオンになる」「オンにする」…中動態案件であろうか。2025/04/05

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