パンとペンの事件簿

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パンとペンの事件簿

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344043794
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新聞雑誌の原稿に、翻訳、暗号文の解読……。
文章に関する依頼、何でも引き受けます。
どんな無理難題もペン一本で解決してみせる〝売文社″のもとには、
今日も不思議な依頼が持ち込まれて――。

ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変りな人々。彼らは「文章に関する依頼であれば、何でも引き受けます」という変わった看板を掲げる会社――その名も「売文社」の人たちだった。さらに社長の堺利彦さんを始め、この会社の人間は皆が皆、世間が極悪人と呼ぶ社会主義者だという。そんな怪しい集団を信じていいのか? 悩む“ぼく”に対して、堺さんはある方法で暴漢を退治してやると持ち掛けるが……。
暗号解読ミッション、人攫いグループの調査……。社に持ち込まれる数々の事件を、「売文社一味」はペンの力で解決する!
世の不条理に知恵とユーモアで立ち向かえ。驚きと感動が詰まった珠玉の推理録!

内容説明

ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変わりな人々。彼らは「文章に関する依頼であれば、何でも引き受けます」という変わった看板を掲げる会社―その名も「売文社」の人たちだった。さらに社長の堺利彦さんを始め、この会社の人は皆が皆、世間が極悪人と呼ぶ社会主義者だという。そんな怪しい集団を信じていいのか?悩む“ぼく”に対して、堺さんはある方法で暴漢を退治してやると持ち掛けるが…。暗号解読ミッション、人攫いグループの調査…。社に持ち込まれる数々の事件を、「売文社一味」はペンの力で解決する!世の不条理に知恵とユーモアで立ち向かえ。驚きと感動が詰まった珠玉の推理録!

著者等紹介

柳広司[ヤナギコウジ]
1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

208
柳 広司は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書で、社会主義者 堺 利彦の存在を初めて知りました。 著者は、軽いタッチで描いていて読みやすいですが、実際はかなり弾圧されて厳しい時代だったんでしょうね。 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344043794/2024/12/28

のぶ

116
明治の激動の時代を舞台とした話。爪弾きにされた社会主義者たちの日々起こる事件を、誰にでも読みやすく書かれている。本作で描かれている社会主義とは、現在当たり前に思っている、男女平等、女性も働く権利がある、金持ちだけが得をしない、長時間労働だめみたいなもののようだ。自分が知っている実在の人物がモデルになっていて、リアル感があり読んでいて興味深かった。この時代の日本が思想を自由に持てなかったのかと思うと、当時の民主主義はまだ創成期だったのだろう。時代を思って楽しく読んだ。2024/12/18

クプクプ

72
この作品のオーディブルが、いいらしいですが、私は紙の本で読みました。扱っているテーマは重いですが、いつもの柳広司の書き方で、物語は軽快に進んでいきます。時代背景や、裁判や出版のことがわかり、大成功とまでは、いかないものの、読んでよかった、と思える読書でした。♪ラメチャッタラ、ギッチョンチョンでパイのパイのパイという曲が出てきますが、その曲から推察するに、2019年の周防正行監督の「カツベン!」という映画と時代背景が重なるのかもしれません。雰囲気を楽しみたい方は「カツベン!」を、ぜひご覧ください。2025/04/13

まこみや

70
堺利彦と「売文社」の周辺をモデルにしているけれど、小説自体はさらりと書かれていて格別深刻な風はない。少し前になるけれど、著者は岩波の『図書』に隔月で時事エッセイを寄稿していた。そこで一貫した態度は、端的に言えば、「安倍政権の欺瞞と権力による専制」への怒りと告発だったように思う。柳広司氏が今なぜこのような小説を書こうとしたか、言い換えればなぜ「堺利彦と『売文社』」に関心を持つに至ったか、その動機に自ずと思いを馳せざるをえないのである。2025/03/12

ままこ

67
時は明治。ごろつきに暴行されてた“ぼく”を助けてくれたのは風変わりな人たちだった。“文章に関することなら何でも引き受けます。”の『売文社』に持ち込まれる奇妙な依頼。社会主義者が弾圧された時代はこの“社会”という言葉が入っているだけで、生物学者が書いた『昆虫社会』という自然科学の本でさえ発禁処分になってたことには驚き。実在した人物や組織をモチーフに、軽快さの中に当時の理不尽な世相を練り込んだミステリー。2025/01/18

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