いのちの波止場

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いのちの波止場

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344043770
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

吉永小百合さん主演映画『いのちの停車場』シリーズ最終話。主人公は映画で広瀬すずさんが演じた看護師・麻世。

これで安心して死ねるよ。
ありがとう、ありがとう。

余命わずかな人たちの役に立ちたい――“熱血看護師”麻世が「緩和ケア科」で学び、最後に受け取ったものは。
震災前の能登半島の美しい風景と共に、様々な旅立ちを綴る感動長編。

患者さんの苦痛を取り、嫌だと思うだろうことをしない。
それが最後にできる最高の仕事。

まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、どうしてもモルヒネを使いたくないという老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父に無理やり胃ろうつけさせようする息子。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共に送るのは、恩師・仙川先生だった――。

内容説明

まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある能登さとうみ病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、モルヒネ使用を拒絶する老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父への胃瘻造設を強硬に主張する息子。両親の見舞いを頑なに拒む末期癌の男性。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共にケアするのは―。震災前の能登半島の美しい風景と共に、様々な旅立ちを綴る感動長編。

著者等紹介

南杏子[ミナミキョウコ]
1961年徳島県生まれ。日本女子大学卒。出版社勤務を経て、東海大学医学部に学士編入し、卒業後、慶應義塾大学病院老年内科などで勤務する。2016年『サイレント・ブレス』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

166
『もうすぐ死ぬのか ー そう思うと、ちょっと怖いだけ。死ぬのは初めてだからね』そんな思いも抱きながら『いのち』の最期の瞬間を迎える人たちと真摯に向き合う看護師を描くこの作品。そこには「いのちの停車場」シリーズを総括するが如く描かれていく『いのち』の物語がありました。医師でもある南杏子さんの説得力ある医療現場のリアルに息を呑むこの作品。人の最期の瞬間を見届けてくれる『緩和ケア』への理解が間違いなく進むであろうこの作品。自分にもいつか必ず訪れるであろう最期の時間に思いを馳せる読書の時間。素晴らしい作品でした。2024/11/20

いつでも母さん

164
いのちのシリーズ?まほろば診療所シリーズ?第3弾は看護師・星野麻世が、能登は穴水町のさとうみ病院の看護実習で「ターミナルケア」を学ぶ5話の連作。どの章も考えさせられる。終末期ケアから学ぶこと・・患者それぞれ違うのは頭ではわかりつつも患者本人、家族、医師、思いは様々。薬一つにしても患者ファーストここに極めりの感。こんな緩和ケア科、こんな病棟がそばに在ったらなぁと思った。もちろん従事者は大変だろう(間違いない)で、仙川先生の最期からも学ぶのだーいのちの旅路に寄り添うこと。まだまだ読んでいたい読書時間だった。2024/12/24

hiace9000

129
ベテラン医師・白石咲和子、新人医師野呂聖二を描いた前作からの看護師星野麻世の「いのちシリーズ」三作目。医師作家南杏子さんならではの命との向き合い方、また紡ぎ出される言葉の凛たる力強さと患者に寄り添ういたわりの慈眼に、年始早々涙腺崩壊…。半年間の「緩和ケア病棟エキスパート看護実習」として穴水町の能登さとうみ病院に派遣を命じられた星野。終末期医療の現実と、患者に苦しまない死を迎えさせるかに腐心しながらも、仙川元医師はじめ周囲に支えられて看護師として成長していく。良き「生」と良き「死」は不二であることを学んだ。2025/01/04

モルク

126
シリーズ第3弾。今回は金沢のまほろば診療所から穴水町のさとうみ病院の緩和ケアの看護実習に半年間参加した星野麻世が主人公。終末期医療のあり方、医療従事者、患者自身、家族のあり方など考えさせられた。いかに負担なく苦痛を取るか、最期のその時まで安らかに過ごすことができるか。とにかく痛みをとってほしい患者と、たとえ苦痛はあっても一日でも長くという家族の思い。医療用で安全といってもモルヒネなど麻薬に対する偏見。様々な問題に直面しながら見せる麻世の成長。そして仙川先生…💧エピローグで語られる震災後。未だ復興途中だ。2025/03/14

ウッディ

96
まほろば診療所から能登さとうみ病院の緩和ケア病棟での看護実習に派遣された星野真世、彼女が引退した仙川先生の故郷の穴水で送り出されたには、もう一つの理由があった。咲和子先生、野呂っちそして星野看護師と主人公を代えながらも、地方での患者の気持ちに寄り添った医療の在り方を問うシリーズ。今作も終末医療と緩和ケア、患者と家族の思いの汲み取り方など、終始、優しい筆致で綴られながらも、患者やその家族にって、死の直前は最も強く生を意識する時なのかもしれないと考えさせられ、何度も温かい涙が溢れました。面白かったです。2025/04/07

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