魔者

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魔者

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344043398
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

誰も知らないあなたの過去が、もし、小説で暴かれていたらーー。
言葉で私たちを攻撃する魔者は誰だ?
SNSの炎上、加熱する週刊誌報道……人の不幸を喜ぶ人間がいる。
──お前たちを守るため、人間を喰おう。そうしよう。
衝撃のデビュー作『ジャッジメント』の著者、書き下ろし長篇ミステリ

内容説明

週刊誌記者の柊二は、封印していた自分の過去が書かれている小説に出会う。「これは誰が書いたのか、この著者の狙いは」―。覆面小説家について調べ始めた時、会社にかかってきた一本の電話。「おまえの兄は人殺しだ」―。兄が起こした「美麗村少年リンチ殺人事件」と姉がトラックに轢かれて死んだ事故。痛ましい記憶の真相を探るため柊二は故郷を訪れるが、その過去は、追えば追うほど、形を変え、魔物のように襲ってくる。真夜中の公園、死んだ姉、殺された少年…。自分だけが知らなかった真実の物語。

著者等紹介

小林由香[コバヤシユカ]
1976年長野県生まれ。2006年伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で審査員奨励賞、スタッフ賞を受賞。08年第1回富士山・河口湖映画祭シナリオコンクールで審査委員長賞を受賞。11年「ジャッジメント」で第33回小説推理新人賞を受賞。16年「サイレン」が第69回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれ、本作を含む連作短編集『ジャッジメント』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

253
小林 由香は、新作中心に読んでいる作家です。犯罪被害者家族×犯罪加害者家族、不幸の連鎖、人の不幸は蜜の味、どこにでも、魔者は潜んでいるのかも知れません。 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344043398/2024/10/12

いつでも母さん

161
今回もまた小林さんは・・の心待ちしてた本作は魔物じゃなくて魔者。加害者家族だって加害者本人以外は被害者でもある・・よね。そんな彼・週刊誌記者の柊二からみた過去の事件や事故が重く苦しい。狭い社会の中で起こったことの真実を、掘り起こす柊二と共に最後にやっと優しく温かな気持ちになった。イジメやネグレクト、SNSの炎上、怨嗟は更なる恨みを生み、どこまでも続くのか?まさに現代の病でもあるのが怖ろしい。心に棲む魔物を飼いならすのは容易ではないと私自身戒めたい。 2024/09/18

モルク

137
週刊誌記者の主人公は幼い頃貧困家庭に育ち、兄は少年リンチ殺人の加害者となり両親は失踪、ただ一人の優しい姉は交通事故死していた。叔母の養子となり素性を隠していたがある日職場に兄が殺人犯であるという電話が、そしてまわりは知らないはずの幼い頃の日々を描いた小説が…覆面作家は誰なのか、そして姉の死の真相は?被害者家族加害者家族双方を襲う辛い日々。さらに傷口に塩を塗る人たち、そっとしておいて…叫びたくなる。おもしろかったんだけどこのプロローグとエピローグはよくわからなかった。2024/11/28

ちょろこ

134
ミステリ寄りの一冊。自分しか知らない過去を物語にしたのは一体誰か…。主人公の週刊誌記者が作家を探り過去を知っていくストーリー。いつもよりはミステリ度に重きを置いていた気がしたけれど、被害者、加害者の家族が抱えた苦しみは重さと共に心に響いた。"希望"で結ばれた少女たちが背負った運命、被害者サイドの苦しみが終盤に向けて心をせつなく伝う。物語の随所で感じる言葉の魔力。善にも悪にも簡単に姿を変えることを痛感せざるを得ない。週刊誌サイドの話は要らなかったかな。事実という過去を回収した上で読むエピローグにはしんみり。2024/11/10

のぶ

132
良く練られたミステリーだった。主人公の今井柊志は今、「週刊ウォッシュ」編集部の社会班に所属する記者。記事をものにするため苦闘中。その柊志は、人気作家=雨宮世夜の新刊「ゴールドフィッシュ」を読んで愕然とする。フィクションと言いつつ、そこには、柊志がこれまで誰にも告げずにいた幼い頃の出来事が描かれていたのだから。この先内容に触れるのは避けます。メッセージが重く響く作品だった。善人悪人を問わず、誰の心の中にも“魔者”は潜んでいるのだと感じた。出来過ぎの部分もあるが、エンタメとして面白く読む事ができた。2024/10/24

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