パーティーが終わって、中年が始まる

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パーティーが終わって、中年が始まる

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344042933
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

定職に就かず、家族を持たず、
不完全なまま逃げ切りたい――
元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス?
赤裸々に綴る衰退のスケッチ



「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、怖いものは何もなかった。
何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。
この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。
喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」――本文より
若さの魔法がとけて、一回きりの人生の本番と向き合う日々を綴る。

内容説明

定職につかず、家族を持たず、不完全なまま逃げ切りたい―。元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス!?赤裸々に綴る、衰退のスケッチ。

目次

普通の中年になんかなりたくなかった
1(ずっと練習のような気持ちで生きてる;中年の不要な存在感;死について考えなくなった;ひらめきアディクション;ひとりでいるのに慣れすぎた)
2(デフレ文化から抜けられない;どんどん自動化されていく;ウェブ2.0と青春;すべてを共有したかった;シェアハウスという水槽;変な家にばかり住んできた;男はなぜ集まりたがるのか)
3(なんで京都に住んでないんだろう;うるさいけど、とても、いい;幽霊の音楽;いつも追いつかれている;このまま逃げ切りたい;猫との境界線が消えていく)

著者等紹介

pha[PHA]
1978年生まれ。大阪府出身。京都大学卒業後、就職したものの働きたくなくて社内ニートになる。2007年に退職して上京。定職につかず「ニート」を名乗りつつ、ネットの仲間を集めてシェアハウスを作る。2019年にシェアハウスを解散して、一人暮らしに。現在は、文筆活動を行いながら、東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

97
元「日本一有名なニート」の著者が、シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」を止め、一人暮らしをしている中年の心境を赤裸々に語ったエッセイ。著者は、ゼロ年代と令和の空気感が違い、生産性のない人間が許されない時代になっていると感じている。格差社会や高齢化により、ニートがふざけて遊ぶのは許されない空気がある。また40代になり、20代と一緒にシェアハウスをするのに違和感があり、かつ体力の衰えがあり、自由で楽しむことができなくなった。そもそもシェアハウスは、有象無象の人間が訪れる場所で、混沌を楽しめるのは若者の特権2024/09/22

いっち

40
若い頃は一人でいたかった著者が、40代半ばになり、若い頃の感覚とは違うかもしれないと、考え方を変え始めた(けど何もしない)という作品。創作を楽しめてるときは、ひとりのほうがいいものを作れるから良かったとのこと。「しかしクリエイティビティが去ってしまうと、残ったのは単なる孤独だった」。「ひらめきがあまり起きなくなり、ひとりでいる時間が楽しくなくなって、世の中の人がなぜパートナーや家族を作るかが少しわかった気がした」。だが著者は変わらない。結局一人が良くて、孤独を演じてるのではないか。ビジネスのにおいがした。2024/11/12

haruka

37
パーティーが終わって中年が始まったpha氏のエッセイ。"好きなことしかやらない高知能ニート"という希少な存在でありながら、どこかで平成のあの頃を象徴する存在だった彼。あの頃、景気が悪くて収入が不安定でもなんとかやっていける気がしたのは、デフレで物が安かったから。夜中のファミレス、安いチェーン店、役に立たないものを面白がる余裕。それらはここ数年で急速に社会から失われていった。社会が整頓されハードになり、隙間でのんびり生きていた人の居場所はなくなっていくんだな。悲しい、中年の危機的な日記をのぞきこんだ気分だ。2025/03/22

いちろく

27
これまでの生き方から大きな変化が描かれているとあり手にした一冊。著者は以前から執筆活動や講演などもされており、ニートのイメージは元々なかった。まず、年齢を重ねるにつれて、立場や状況の変化を自覚した上で素直に認め受け入れている点が本書の主内容。40代になってからの独り暮らしやバンド活動、そして書店員の職と新しい環境にチャレンジしている姿勢は、確かにpha氏のこれまでの生き方からは異なり驚くことばかりだった。年齢的に先を歩くpha氏の意見は、人生の先輩からのイチ意見としても参考になる部分は確かにあった。2024/10/01

kum

22
中年になると感じる老化への不安や若い時とは違うことへの戸惑い。それぞれに何かをやり残した感もある。「自分もずいぶん年をとった。遠くに来てしまった。」まさにその感覚。それでも若い頃はキラキラしている一方でイタい思い出もついて回るし、歳を取ってからの方が楽に生きられる部分だってある。悲観的な気持ちを吐露してきたPhaさんも、あとがきには「魔法や幻想が解けてからのこれからこそが、等身大の自分でなんとか工夫をしながらやっていかなければいけないという、人生の本番なのかもしれない。」と。本当にそれに尽きると思う。2024/12/13

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