出版社内容情報
定職に就かず、家族を持たず、
不完全なまま逃げ切りたい――
元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス?
赤裸々に綴る衰退のスケッチ
「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、怖いものは何もなかった。
何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。
この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。
喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」――本文より
若さの魔法がとけて、一回きりの人生の本番と向き合う日々を綴る。
内容説明
定職につかず、家族を持たず、不完全なまま逃げ切りたい―。元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス!?赤裸々に綴る、衰退のスケッチ。
目次
普通の中年になんかなりたくなかった
1(ずっと練習のような気持ちで生きてる;中年の不要な存在感;死について考えなくなった;ひらめきアディクション;ひとりでいるのに慣れすぎた)
2(デフレ文化から抜けられない;どんどん自動化されていく;ウェブ2.0と青春;すべてを共有したかった;シェアハウスという水槽;変な家にばかり住んできた;男はなぜ集まりたがるのか)
3(なんで京都に住んでないんだろう;うるさいけど、とても、いい;幽霊の音楽;いつも追いつかれている;このまま逃げ切りたい;猫との境界線が消えていく)
著者等紹介
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1978年生まれ。大阪府出身。京都大学卒業後、就職したものの働きたくなくて社内ニートになる。2007年に退職して上京。定職につかず「ニート」を名乗りつつ、ネットの仲間を集めてシェアハウスを作る。2019年にシェアハウスを解散して、一人暮らしに。現在は、文筆活動を行いながら、東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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