すくえた命―太宰府主婦暴行死事件

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すくえた命―太宰府主婦暴行死事件

  • 塩塚 陽介【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344042131
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あの時、警察が動いていれば、
死なずに済んだのに――。

2019年10月。福岡県・太宰府市で平凡な主婦の凄惨な遺体が見つかった。

大事な家族を惨たらしい形で失った遺族の悔恨、慟哭。
洗脳し暴行の限りを尽くした犯人の非道、残虐。
落ち度を否定し続ける佐賀県警の無謬主義、厚顔。
ローカル局若手記者の逡巡、苦悩。

報道特別番組「すくえた命~太宰府主婦暴行死事件~」(2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞受賞)取材班リーダーによる、渾身のノンフィクション。


無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?
「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」――遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは――?

内容説明

無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」―遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは―?

目次

第1章 太宰府事件取材班の誕生(変死体の発見;壊された家族 ほか)
第2章 無謬主義の呪縛(反響;恐喝の方程式 ほか)
第3章 2人の化け物(遺族会見;もう一人の不審死 ほか)
第4章 背負った荷物(それぞれのゴール;最後の良心;アンカー藤野;辿り着いた場所)

著者等紹介

塩塚陽介[シオツカヨウスケ]
1989年北九州市生まれ。立命館大学卒。2011年テレビ西日本入社。報道カメラマン、制作部ディレクターなどを経て2015年報道部に配属。1年半にわたり本事件を追跡、取材して制作した報道特別番組「すくえた命―太宰府主婦暴行死事件」で2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞を受賞。現在は制作部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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fwhd8325

54
事件の悲惨さ。佐賀県警の意識の低さ。どれもが辛くのしかかってくるようだった。この事件の記憶は薄らとあるだけでした。この事件に限らずに、当事者でない私たちは、他人事として時の流れと共に記憶から遠ざかっていく。問題なのは、警察の体質。警察は事件が起こらなければ行動をしない。この事件にように、そこに瑕疵があれば、徹底的に正当化する。それは反社会的組織のように感じます。事件の全貌は、あまりにもむごく、読むこともためらう内容でした。2024/03/02

ミノムシlove

14
鳥栖警察署は腐りきっている。警察が仕事をしなかったら誰が助けてくれるというのか。この事件、上層部はもちろんだが、被害を訴えた市民の声を最初に聞いた末端の警察官までおかしい。上は保身に必死・下は人間がおわっている。脅迫電話をせっかく記録に残したのに、ものの5分も聞かずにあっさり却下するとは。この電話に関しては、かけた本人すら[脅迫]だと認めるものだったにもかかわらず。これが自分の身辺で起きたら、と想像する力さえないのか。亡くなった方は帰って来ない。ならばせめて膝を屈して心からわびるのが当然なのに。2024/04/18

みかん

8
事件の凄惨さ、落ち度を認めない佐賀県警の無謬主義、厚顔。...つい最近の事件なのにまったく知らない自分にも驚いた。報道特別番組「すくえた命〜太宰府主婦暴行死事件〜」(2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞受賞)取材班リーダーによる、渾身のノンフィクション書籍なのですが...。複雑な事件の中心人物に巻き込まれ、凄惨な死を迎えてしまった被害者や被害者家族。ずさんな対応で死を防げなかった佐賀県警。...それよりも著者はじめ(主に著者)、スタッフの苦労話しを聞いた感じが否めない。2024/01/18

しん君

5
佐賀県警が当たり前の仕事をしていれば助かった命。佐賀県警は加害者と同罪。まさに悪の権化。2024/04/11

asa

5
★★★★ずっと気になっていて、度々ネットで記事を読んでいた事件。この本を読んでより詳しく知ることができたが、あまりの酷さと恐ろしさに絶句。 (山本が刑務所で亡くなったことも当時ニュースで観て知っていたが、一切償わずにこの世から逃げたことが本当に許せない。) 遺族に寄り添うことは、とてつもなくエネルギーの要ることで、並大抵のメンタルでは背負いきれないと思う。終盤は著者に感情移入し過ぎて泣けてきてしまった。 2024/02/19

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