すくえた命―太宰府主婦暴行死事件

個数:
電子版価格
¥1,776
  • 電子版あり

すくえた命―太宰府主婦暴行死事件

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344042131
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あの時、警察が動いていれば、
死なずに済んだのに――。

2019年10月。福岡県・太宰府市で平凡な主婦の凄惨な遺体が見つかった。

大事な家族を惨たらしい形で失った遺族の悔恨、慟哭。
洗脳し暴行の限りを尽くした犯人の非道、残虐。
落ち度を否定し続ける佐賀県警の無謬主義、厚顔。
ローカル局若手記者の逡巡、苦悩。

報道特別番組「すくえた命~太宰府主婦暴行死事件~」(2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞受賞)取材班リーダーによる、渾身のノンフィクション。


無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?
「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」――遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは――?

内容説明

無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」―遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは―?

目次

第1章 太宰府事件取材班の誕生(変死体の発見;壊された家族 ほか)
第2章 無謬主義の呪縛(反響;恐喝の方程式 ほか)
第3章 2人の化け物(遺族会見;もう一人の不審死 ほか)
第4章 背負った荷物(それぞれのゴール;最後の良心;アンカー藤野;辿り着いた場所)

著者等紹介

塩塚陽介[シオツカヨウスケ]
1989年北九州市生まれ。立命館大学卒。2011年テレビ西日本入社。報道カメラマン、制作部ディレクターなどを経て2015年報道部に配属。1年半にわたり本事件を追跡、取材して制作した報道特別番組「すくえた命―太宰府主婦暴行死事件」で2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞を受賞。現在は制作部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

63
事件の悲惨さ。佐賀県警の意識の低さ。どれもが辛くのしかかってくるようだった。この事件の記憶は薄らとあるだけでした。この事件に限らずに、当事者でない私たちは、他人事として時の流れと共に記憶から遠ざかっていく。問題なのは、警察の体質。警察は事件が起こらなければ行動をしない。この事件にように、そこに瑕疵があれば、徹底的に正当化する。それは反社会的組織のように感じます。事件の全貌は、あまりにもむごく、読むこともためらう内容でした。2024/03/02

おかむら

24
ローカル局(福岡)の調査報道ノンフィクション。東北に住んでるせいか2019年に起こったこの主婦暴行死事件のことは記憶に残ってなかったけども、この丹念に追いかけた2年間の記録は読みごたえあり&一気読み。犯人たちの残虐性も特異でおぞましい(でもこういう被害者の心身を支配してコントロールする女ってなぜか九州方面に多いような気がする)が、さらに佐賀県警の体質がほんとに腹立つわ! 去年(一昨年?)見た連ドラ「エルピス」にも通ずる、そしてさらにこちらはノンフィクションなので怒りと無念が胸を打つ。2024/05/29

ミノムシlove

14
鳥栖警察署は腐りきっている。警察が仕事をしなかったら誰が助けてくれるというのか。この事件、上層部はもちろんだが、被害を訴えた市民の声を最初に聞いた末端の警察官までおかしい。上は保身に必死・下は人間がおわっている。脅迫電話をせっかく記録に残したのに、ものの5分も聞かずにあっさり却下するとは。この電話に関しては、かけた本人すら[脅迫]だと認めるものだったにもかかわらず。これが自分の身辺で起きたら、と想像する力さえないのか。亡くなった方は帰って来ない。ならばせめて膝を屈して心からわびるのが当然なのに。2024/04/18

ひねもすのたり

13
2019年に発生した大宰府主婦暴行死事件を追ったノンフィクション。 凄惨な犯行内容はまさに鬼畜の所業に尽きますが、著者を中心としたテレビ西日本の取材班が追い続けたのは犯行前に十数回にも及ぶ家族の訴えをうやむやにしていた佐賀県警の怠慢。 もし警察が動いていたなら妻(娘)は確実に助かっていたはず。そんな遺族に寄り添う若いテレビマンの苦悩と葛藤、そして情熱を感じ取りました。 コロナ報道の影に隠れていたせいもあると思いますが、この事件をまったく知りませんでした。テレビもちゃんとチェックしないとね。★4.5 2024/07/10

フロッグ

11
加害者は当然だが警察にも激しく憤りを感じた。途中、情けなくて泣けてきた。福岡県警は俊敏に動いてくれたのに。TNCの取材班にも頭が下がる。世に知らしめてくれてありがとう。2024/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21686441
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品