同じ星の下に

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344041868
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この誘拐犯が、わたしの本当のお父さんだったらいいのに--。

号泣、必至! 最後に待ち受ける驚愕の真相と、最後の最後にもたらされる大きな感動。


同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。

12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか?

内容説明

12月の北海道。中学2年の少女・沙耶は、自分を日常的に虐待する両親が、明日の晩、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中、「児童相談所の職員」を名乗る男・渡辺の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、あることから彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であるとの犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。渡辺とは一体、誰で、何が目的なのか?

著者等紹介

八重野統摩[ヤエノトウマ]
1988年、北海道札幌市出身。2012年『還りの会で言ってやる』(メディアワークス文庫)でデビュー。2019年『ペンギンは空を見上げる』(東京創元社)で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

174
親からの虐待、殺されるかもしれないならいっそ殺してしまおうか。何のために生きているんだろ・・そんな思いが支配する中2の少女・有乃沙耶。児相の面談前に誘拐されるところから物語は始まる。誘拐されてからの数日、温かな光で沙耶を包むのが切ない。我が子より目の前の現金に目が眩む親を前に、誘拐犯や捜査する警察は子の幸せに思いを馳せる・・そして、優しい誘拐犯・渡辺の真実が明らかになる時(ちょっと予感はあった)私も苦悩と共に感謝で読み終えた。2023/10/29

のり

152
出生の秘密・虐待・誘拐と次々と悪夢と言える現実を背負った、中学生の少女と誘拐犯の男。お互いに誰にも言えない苦悩を抱えながら生きてきた。負の連鎖はあまりにも大きな代償を負った。だが、二人の間には絆も生まれた。衝撃のラストに向かいながら、読み手として着地点を探ったが、思わぬ救いがあって良かった。それにしても、最悪の親達だった。2024/08/26

モルク

139
中2の沙耶が誘拐された。犯人は警察を通じ身代金二千万円を請求するが、沙耶の家は貧困家庭。金を用意できるはずもなく、さらに虐待していた彼女に愛情もない。立派な家にバランスのとれた食事を提供してくれ、紳士である犯人との生活は沙耶にとってはじめて過ごす穏やかな時間だった。なぜ犯人は身代金目的の誘拐というリスクの高い犯罪を犯さなければならなかったのか、そしてなぜ沙耶だったのか。真相は最後にわかるが…帯にあるほどの号泣はない。毒親と思いやりのある犯人の対比。その後真相を皆がすんなり受け入れた様子に寧ろ驚いた。2024/10/25

おしゃべりメガネ

128
初読み作家さんで多くのユーザーさんが高く評価していた作品でしたが、これはまた新年早々にいきなり年間トップレベルと思わせてくれる見事にアタリな一冊でした。北海道にて暮らしている中2の女の子「沙耶」は両親から日常、虐待を受けており、悲惨な日々を過ごしています。そんなある日、匿名で電話相談をした児童相談所から「渡辺」という男性が彼女の話を聞きに現れます。そんな彼との出会いがまさかの誘拐事件になろうとは誰も思わず。人質として数日、生活を共にする二人のやりとりになぜかほっこりします。ラストはまさかの号泣でした。2024/01/20

ちょろこ

125
胸がつまった一冊。良い作品に出会えた。なぜ虐待家庭の女子中学生が誘拐され身代金まで要求されたのか。この、なぜ?に間違いなくリードされる物語。誘拐犯との生活の中で少しずつ明らかになる少女の境遇と少しずつ流れゆく二人の穏やかな時間に何度も胸がつまった。14歳にして初めて知った家庭という安寧に。毒親の言葉を喪うほどのうす汚さに。もう少し大人だったら全て自分で選び取れるのに。非力な子供の立場が哀しい。運命のいたずら、たった一人で背負った十字架にため息。誰かのために…心を痛めた末に選んだ道は間違いなく温かくて尊い。2024/06/10

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