白い巨塔が真っ黒だった件

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白い巨塔が真っ黒だった件

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  • サイズ 46判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344041325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

患者さんは置き去りで、俺様ファースト? この病院は、悪意の沼です!現役大学病院教授が、医局の裏側を赤裸々に書いた、“ほぼほぼ実話?”の教授選奮闘物語。古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。僕は必ず、新しいカタチの医局を作る! 実績よりも派閥が重要? SNSをやる医師は嫌われる?教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。最先端であるべき場所で繰り返される、時代遅れの計謀、嫉妬、脚の引っ張り合い……。 「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」――その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、純粋な医療への情熱を捨てず、教授選に立ち向かう!1965年に出版された『白い巨塔』の世界は、2023年になった今も残っていた!魑魅魍魎が跋扈する、時代遅れの忌まわしき世界へようこそ――。《目次》暗闇の中でサイエンスの落とし穴燃えさかる悪意黒すぎる巨塔怪文書のトリックC大学、お前もか……!?

内容説明

古狸が居心地のいい世界に、明るい未来はない。僕は必ず、新しいカタチの医局を作る!実績よりも派閥が重要?SNSをやる医師は嫌われる?教授選に参戦して初めて知った、大学病院のカオスな裏側。悪意の炎の中で確かに感じる、顔の見えない古参の教授陣の思惑。「医局というチームで大きな仕事がしたい。そして患者さんに希望を」―その一心で、教授になろうと決めた皮膚科医が、“白い巨塔”の悪意に翻弄されながらも、医療への純粋な情熱を捨てず、教授選に立ち向かう!現役大学病院教授が書いた、“ほぼほぼ実話!?”の教授選奮闘物語。

著者等紹介

大塚篤司[オオツカアツシ]
1976年生まれ。千葉県出身。近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授。2003年信州大学医学部卒業、2010年京都大学大学院卒業、2012年チューリッヒ大学病院客員研究員、2017年京都大学医学部外胚葉性疾患創薬医学講座(皮膚科兼任)特定准教授を経て、2021年より現職。専門は皮膚がん、アトピー性皮膚炎、乾癬など。アレルギーの薬剤開発研究にも携わり、複数の特許を持つ。アトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー患者をこれまでのべ10000人以上診察。アトピーに関連する講演も年間40以上こなす。間違った医療で悪化する多くの患者に接してきた経験から、医師と患者を橋渡しする正しい情報発信に精力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シャコタンブルー

65
医学部における教授選の迫真の様相が描かれ、まるで自分がその現場にいるような臨場感を味わった。教授になるまでの道のりは果てしなく遠く険しい。純粋な実力勝負で決まるのではなく学内の派閥や政治的要素も加わり魑魅魍魎の跋扈する世界だ。選考にもある程度の透明性も必要だと思うが、現状のアカデミアでは必然的に政治に巻き込まれてしまう。このシステムでは実力や意欲もありながらも教授になる事を諦めた人も数多いだろう。いつまでも「白い巨塔」のままでは進歩も無い。教授になった作者が教授総回診を廃止したのは素晴らしい一歩だと思う。2023/09/03

sayuri

47
過去に大学病院で大名行列のような教授総回診を目にし、強いヒエラルキーを感じた事を思い出した。本作は現役の大学病院教授によるほぼノンフィクション。まさにホワイトでも透明でもなく、真っ黒な巨塔。登場する自分ファーストの医師達に自分の命を任せる事への恐怖を感じた。パワハラやセクハラがまかり通り、追い詰められた医師は鬱病に。教授選では根も葉もない噂が流され正当性とは程遠い。医師に対して尊敬の念を抱いていたが、彼らがしている事は学生のいじめと何ら変わらない。読み終えると医師や病院への見る目が確実に変化する怖い一冊。2023/08/18

あっ!chan

29
図書館でタイトルにつられて手にした本、初読み作家さんで期待して読み始めたら、ご本人はフィクションと言っているけど限りなく実話なんでしょう…リアル感いっぱい!白い巨塔に限らず、権力争いは社会のあちらこちらで起こること、そこでの勝ち負けは日常茶飯事だと思う。本人は限りなく冷静に書かれているが、多分一方的な主張だけではちょっとねというそのまま受け入れないところもあるけど、医学の実情を詳らかに発信してくれる考え方は、これからも続けて欲しいと思う。2024/08/27

蝸牛

29
そもそも山崎豊子の代表作の一つ「白い巨塔」このタイトル中の “白” は、凍りつく程にがんじがらめの悲哀を色で端的に述べているのであるのだから、本題名が叫ぶ “白じゃねえ、真っ黒だろうが!” 論法は揚げ足取りに近い。とは言っても、病院内の人間関係の描き方は緻密で、主人公の心の葛藤も真に迫ってくるのでゾッとしつつも読み応えがあった。私達はいい病院を選びましょう。2023/08/19

それいゆ

27
これはフィクション?ノンフィクション?近畿大医学部大塚教授が体験した、これまでの教授選の奮闘記と理解していいのでしょうか?2023/08/31

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