出版社内容情報
石原慎太郎は日本のゲーテだ!弟子として受けた薫陶
伴走者として作品を創り上げた日々を綴った、作家同士の回想録弁護士の牛島信は、1998年に石原慎太郎と出会った。作家としても活動していた牛島の才能を高く評価した石原。その後2人の作家は、時に師弟として、時に伴走者として濃密な時間を過ごす。そしてその交流の日々は、大作『火の島』として結実することになる。作家同士だからこそ分かり合えた、垣間見ることができた、石原慎太郎の素顔とその存在意義に迫る。
内容説明
石原慎太郎は日本のゲーテだ。弟子として、作家として、伴走者として…二十余年に及ぶ私的回想と果たし得ていない「約束」を綴る。
目次
第1章 死
第2章 師
第3章 私
第4章 詩
最終章 昨日生まれたよう
著者等紹介
牛島信[ウシジマシン]
作家/弁護士。1949年生まれ。東京大学法学部卒業後、東京地検検事、広島地検検事を経て弁護士に。現在、M&A、コーポレートガバナンス、不動産の証券化、情報管理などで定評のある牛島総合法律事務所代表。日本生命保険社外取締役、朝日工業社社外監査役、NPO法人日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク理事長、一般社団法人東京広島県人会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BluePlanet
9
★4.1(-)2023年5月発行。2022年2月1日、89歳で亡くなった石原慎太郎を我が師と仰ぐ著者による回想録。それにしても、石原慎太郎ほど誤解された作家、政治家はいないのではないだろうか?著者は、石原慎太郎のことを日本のゲーテだ!と言う。確かに太陽の季節で22歳で一橋大学在学中に芥川賞を受賞。ただ、そんなことより、彼の交友関係を見るとただ者ではないなと。三島由紀夫、大江健三郎、川端康成、小林秀雄などの作家のみならず、五島昇、浅利慶太、中曽根康弘など上げるときりが無い。同氏の小説を読み直してみたい。2023/07/02
ハザマー
1
年齢の差、作家の先輩、後輩の関係以上の深い繋がり、リスペクト出来る政治家ですね。 三島由紀夫氏との関係も興味深い石原慎太郎氏。2024/09/04
光太郎
0
まあまあ2023/10/20