一睡の夢―家康と淀殿

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一睡の夢―家康と淀殿

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344040618
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。

まったく新しい「家康像」を描き出した本格歴史小説!


時は「大坂の陣」の数年前――。いまだ盤石でない徳川幕府を案じる老齢の家康は、二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。一方、豊臣家の威信凋落を肌身で感じる淀殿は、愛息・秀頼の復権に向けた効果的な打開策を見つけられず、焦燥感を募らせていた。宿命と因縁に翻弄され、矜持と野心の狭間で揺れ動く二人は、やがて雌雄を決する最期の戦いに、それぞれ活路を見出そうとするが……。


父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。親が子に寄せる想いが時代を動かす――。

己の「死」の先に見出そうとした「希望」とはいったい何だったのか?

己の「死」の先に見出そうとした「希望」とはいったい何だったのか?

内容説明

時は「大坂の陣」の数年前―。いまだ盤石でない徳川幕府を案じる老齢の家康は、二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。一方、豊臣家の威信凋落を肌身で感じる淀殿は、愛息・秀頼の復権に向けた効果的な打開策を見つけられず、焦操感を募らせていた。宿命と因縁に翻弄され、矜持と野心の狭間で揺れ動く二人は、やがて雌雄を決する最期の戦いに、それぞれ活路を開こうとするが…。己の「死」の先に見出そうとした「希望」とは何だったのか?まったく新しい「家康像」を描き出す感動の歴史ロマン!!

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

243
家康vs淀殿。関ヶ原の戦い後から、大阪の陣まで。茶々時代の出来事も振り返りながら、家康が淀殿を追い詰める様子を詳細に描きます。信長と秀吉を反面教師として大義·理屈を大切にし、政権委譲を成し遂げた家康。父浅井長政、母お市の方、義父柴田勝家と同様、名誉のために戦い滅んでいく淀殿。武人の生きざまが変わろうとする時代の流れを読む器量の差が、徳川家と豊臣家の存亡を違えたことがよく分かりました。2023/05/15

starbro

231
伊東 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 書き古されたテーマではありますが、野望と苦悩、人間 徳川 家康を見事に描き切っています。安部龍太郎が描いたような家康&淀殿のロマンスはありませんでした。伊東 潤のMyBEST、本書で次回の直木賞受賞でも良いかも知れません。 https://www.gentosha.co.jp/book/b14755.html2023/01/13

とん大西

121
滅びゆく栄華と来るべき安寧。関ヶ原から更に収束した時代の分岐点…大坂の陣。戦乱を掻い潜ってきた家康の人生も運命に翻弄された茶々の人生も全ては一睡の夢の如くか。…いやぁ、いい。人物像に奥行きが感じられます。家康はタヌキ親父でもなく、茶々は浅はかなわけでもない。きわめて常人であり、我が子を愛する普通の親であった彼ら。その葛藤や慈愛は等しい。違っていたこと、それは、一方は静謐の為に滅ぼす側であり、もう一方は誇りの為に散る側であったこと。家康、茶々。彼らの心の起伏が人間ドラマを生み出す。伊東先生、流石の筆致です。2023/01/30

hiace9000

116
乱世に生まれ乱世を生きた家康と茶々。共に己が果てた先に描く未来とは…。それを極論すれば、生々しいまでの利己と我欲。虚飾無きリアリティさでそれぞれの登場人物達を描ききる伊東筆は、さすがこれまで幾多の偉人伝を綴ってきただけに峻烈。家康の卓越した策士ぶりとは裏腹の、凡庸な自己へのコンプレックス。茶々の気と機を読む鋭敏な感性を裏支えする、陶酔的なまでの"誇り"への執着。偉人然たる描きとは対極の、二人の「親として」のありのままを細密に積み上げて物語とした大作。家康大河の今年、大河はこの解釈に太刀打ちできるだろうか。2023/02/03

のぶ

97
新たな家康像を見たような気がする。大坂の陣に至るまでを描いた作品だが、本作では老齢に差し掛かった家康と、死地に陥った淀殿がそれぞれの死の先に見出そうとした希望を描く物語。家康は二代将軍である息子・秀忠を揺るぎない天下人にするための体制づくりを急いでいた。一方の淀殿は愛息・秀頼の復権に固執していたのか?また家康は本当に豊臣家を滅ぼしたかったのか?攻守それぞれの思惑が交錯するストーリー展開に、史実として知っていたはずの歴史に新鮮さを感じた。いかにも伊東さんらしい発想に基づくロマンを堪能出来て良かった。2023/01/01

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