吹上奇譚〈第4話〉ミモザ

個数:
電子版価格
¥1,584
  • 電書あり

吹上奇譚〈第4話〉ミモザ

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 18時44分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344040403
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私はもう、あなたなしでは歩けない。単なる友だちだけれど。海と山に囲まれた吹上町で、ミミは霊媒師の美鈴に出会った。母親により痛めつけられた美鈴に、ある日妊娠が発覚し──。傷と再生、欲と本質、自然の力を描き切った傑作長編、堂々完結。読むとそれだけで心の底にたまり、後からじわじわと効いてくるタイプの作品ではないかと思う。──吉本ばなな

内容説明

海と山に囲まれた吹上町で、ミミは除霊師の美鈴に出会った。母親により痛めつけられた美鈴に、ある日妊娠が発覚し―。傷と再生、欲と本質、自然の力を描き切った傑作長編、堂々完結。

著者等紹介

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞、22年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

198
吉本ばななは、新作中心に読んでいる作家です。吹上奇譚、足掛け5年、全四話、800頁弱完読しました。最初の方は大分忘れていますが、ミモザが誕生して新しい希望で大団円、思ったほど奇譚ではありませんでした。 https://www.gentosha.co.jp/book/b14622.html2022/11/11

MI

110
第4弾。除霊師の美鈴が妊娠、出産。子の名はミモザ。母親より痛めつけられた美鈴。傷と再生、欲と本質、自然の力を描いた長編。コダマさんがお金がない人もお手伝いをしてくれたら、ボルという単位で無料でアイスをあげていた。墓守くんの過去などミミは話を聞くことで、吹上町は霊や不思議な磁場の中にあるけど、人生で一番大切なことは、地位でも名誉でも金でもないと思える場所にいるかどうか。そして、今幸せでいることは自分のまわりのおかげだと。ばななさん自体3巻まで一緒に仕事をしていた天才デザイナーが亡くなった。追悼の意を込めて。2023/02/19

mayu

73
完結編。この世界からも続いているけれど、なかなか入ることのできない、ちょっと不思議な世界。美鈴は出産し、その子をミモザと名付ける。誰の子かにとらわれず、みんなで慈しみ、育んでいくこと。ただそこにあることを、そのまま受け入れること。時間をかけて、少しずつ馴染んでいくこと。静かに寄り添っていくこと。生きている中で、上手くやれる人が得をする世の中。不器用で報われなくても、そんな生き方の清らかさを感じる。「自分のことは自分でやって、余裕のあるものを出し合って〜」こんな関係が築けたらいいなと憧れる。2022/12/10

よこたん

48
“昔から思っていたが、病院で飲む飲みものってどうしてあんなにおいしくないのだろう。飲みものをまずくする電波が飛びかっているとしか思えない。” よくわからない世界の中に、時おり思いがけず刺さってくる言葉がある。あぁ私にもそう感じて飲んでいた待合室があったと。苦くかなしい思い出だけど失くしたくない大切なもの。ミミの言葉であり、ばななさんの言葉でもある。『吹上奇譚』第4巻、明らかに奇妙な場所と癖のある人達は相変わらずそこにいて、新しい仲間も加わる。物語を借りて、ばななさんの揺れる熱い思いが、願いがあふれる。2022/12/24

白雪ちょこ

44
人はどんなに傷ついて、恐ろしいトラウマを抱えても、軽々と乗り越えてしまう。と言う美麗の口から出た言葉だからこそ、 それは重く心に突き刺さった。 私達が生きている今のこの世界は、もしかしたら異世界であり、パラレルであり、一番不思議なことなのかもしれない。 主人公のミミ含め、妹のこだち、お母さん、彼女と関わってきた全ての人々は、ミモザという赤ちゃんの存在を中心に、暖かな光の中を一歩一歩、ゆっくりでも歩いていくのだろう。 希望にあふれている未来が描かれていて、よかった。 作者の作品は、最後必ず暖かい心になれる。2023/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20304936
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。